ゆとり世代のボッチが送るお気楽生活日記。

ぼっちの気まぐれ紀行

ゆとり世代のコミュ症が綴るお気楽日記

山口に来て1年が経った件。

ここ数日、今年の暖冬にしては厳しい寒さが日本を襲ったが今日は比較的暖かい。

とはいえ一人で過ごす夜はやはり寒々しく、心まで底冷えしてくる。

 

 

今回、2020年始まって初の投稿になる。

それにしてはあまりに辛気臭い内容ではあるが、最近なんだか精神的に暗くて仕方がない。

 

 

正月明けに地元から帰ってきてから、なんだか少し調子が悪い。

その原因自体は自分自身にあるし、その対応策としてどう振る舞うかの選択をしたのも自分だ。

しかし、それに伴う副作用がいまの状況にあるのなら仕方がないと言うしかないだろうか…。

 

 

昨年末、伯父であり上司でもある社長に口ごたえをしてしまった。

我ながらストレスが溜まっていたんだと思うが、そのせいで少々面倒くさいことになった。要は失言が過ぎてしまったわけだ。

 

せっかく帰省してゆっくりするつもりだったのに、両親から説教を受けたり口げんかもしたりした。

山口に戻ったらちゃんと謝るよう釘を刺されたので言われた通りにはしたが、少なくとも自分の中に蟠りが残ってしまったのは確かだ。

 

その日から、特に反論も反抗もしないことにした。

抗うことが無意味なことだと思ったからだ。従順を演じることで穏やかに過ごせるなら、自他ともにメリットはある。

だから、この1か月近くの間は腹を立てることはほとんど無かったし、見た目の態度はともかく少なくとも表面上は素直に従えていたように思う。

 

端的に言うと、感情に蓋をした。

 

思い返せば、前の職場でも似たようなことをしていたように思う。

無論、当時と比べたらかなり楽ではある。事務の仕事をしている以上、機械的な作業に徹することができるからだ。

 

けれど、その対価としてポジティブな感情も失ってしまうことを忘れていた。

 

 

この1か月間、例のジモティを使ってイベントやら集まりやらに参加することもあったが、相変わらず持病のコミュ障が発症してしまうこともあり自己嫌悪に陥るばかり。

気分転換どころか普通に悪循環。

 

どんどん気持ちが塞ぎ込んでしまい、他人と関わり合いたい気持ちと、自分の殻に閉じこもりたい気持ちとがせめぎあって訳が分からなくなってくる。

 

 

ついさっきも親から電話があり、最終的にケンカで終わってしまった。

自分自身に孤独耐性があまりないことを知っているにも関わらず、毒を吐いて壁を作ってしまうのは心の弱さだ。

 

いっそ本当に孤独になってしまえばいいのに、と破滅的な考えにとらわれる。

思い切ってLINEでも消せればいいのだけれど、その勇気すら無い。

 

 

というか、よく考えたら実際問題として友達なんて殆どいないようなものだった。

 

どうしたらいいのだろうか。

山口に来てから1年。なにも変わっていない。

 

いや、変わらないことを選択したのは自分なのだから当たり前か。

 

 

答えはなかなか見つかりそうもないけど、探すしかない。

テレビや本やネットなんかで手掛かりを探すけど、それはどれも無意味で結局は自分で見つけるしかないのだろうと思う。

 

自分が何をしていると楽しいのか、嬉しいのかも正直よく分からない。

それが分からないのは、わりと辛い。

 

 

何はともあれ、気分が底を付いたらそのうちまた上にあがってくるだろうと思う。

かれこれ1週間ほど暗い気分が続いているが、また明るい話題でもできればここに綴っていくつもりだ。

 

 

今日はバレンタイン。

長らく浮ついた話にご縁はないが、せめてバレンタイン司祭の冥福を祈ろう。

 

(追記)

この日の夜、知り合いに誘われソフトバレーを少しした後ラーメンを食べに行った。

全回復とは言わないものの、少し気が楽になった。何にせよ、ひとり寂しいバレンタインデーは回避できた。

 

感謝である。

2019年を振り返って。

今年も年の瀬。

暖冬ということもあり大して寒くはないが、風が少し強い。

 

この一年もいろいろなことがあった。

去年ほど気分の浮き沈みはなかったような気もする一方で、別のことでも大きく揺れた。

 

ということで、去年に引き続き2019年を適当に振り返ってみたいと思う。

 

では早速。

2019年

今年の良かったことベスト3!!

 

1.家族で岐阜旅行

夏休みに家族全員で久しぶりに旅行をした。

日帰り旅行なら年1くらいで行くし、なんなら2月にも高知へ行ったが、泊まりで行く機会はあまりない。

 

そんななか夏休みに山口から帰省したときに、ぽろっと話に出たのをきっかけに急遽岐阜へ旅行することになったのだ。

前から行ってみたかった下呂温泉白川郷、石川県の兼六園なども観てまわれたので充実した休暇が取れたように思う。

 

久しぶりの帰省だったので、当初は自分がどんな人間だったか振る舞い方に戸惑いそうにもなったけど、妹とのくだらない掛け合いなどを通して自分を再発見できたのも良かった。

 

そういうのを引っくるめて、今まで自分の過ごしてきた環境の大きさを再認識した旅行だったと思う。

 

2.九州一周旅行

GWに高校時代の後輩と2人で九州一周の旅に出た。

今年のGWは9連休だったので、このタイミングでしかできないと思い提案した。

半ば強引に誘ったところはあったが、彼は彼なりに楽しんでくれていたのではないかと思う。

 

九州に行ったのは10年ぶりで、今回の旅行で初めて訪れた場所も多かった。

基本的には温泉旅行だったが、後輩くんのリサーチをもとに野湯などの穴場巡りをしたのも刺激的な旅だったように思う。

 

一度どういうルートで回るかについてケンカになった時もあり、彼が心の中でこの旅をどう思っているかは分からないし、二度と一緒に旅行したくないと思っているかもしれないけど、個人的には一緒に行けて良かったと思う。

 

なんにせよ今年だからこそできたことだと思うので、2019年を楽しんだ成果として挙げられるだろう。

 

3.タイ一人旅

9月の連休に1人でタイに向かった。

数年前から行きたいと思いつつ、なかなか行けていなかったのだが、パスポート有効期限が切れることもあり、思い切って一人で行くことにしたのだ。

 

最初、親には反対されたし、職場でも有休を取ろうとしたら苦言が出たのでかなりハードスケジュールになってしまった。

しかし、一人旅が不安だったぶん事前にいろいろ調べて一人でも困らないよう頑張ったし、そういう行動を起こせたこと自体に大きな意義があったように思う。

 

世界遺産は観られたし、日本とは全然違う雰囲気のお寺も観てまわれたので時間は短くても楽しめた。

 

とは言え、まだまだ行きたい場所はあるので、また訪れたい。

今度はベトナムにも行ってみたいし、近々台湾に再び訪れるつもりだ。

来年もいろんなことに挑戦して行動していきたいと思う。

 

 

以上が、今年の良かったことベスト3だ。

全部旅行だな…。

しかし、総括するとやはり「新しいことに挑戦して行動できた」という点が今年の大きな成果だと思う。

 

2019年は、山口で一人暮らしを始めたというのが大きな変化であり、それ故に自分でいろいろしないといけなくなった。

何も行動を起こさないと何も変わらない、何も起こらないということを強く感じた1年だった。

 

だからこそ、いろいろ挑戦したし、自分自身を楽しませるべく行動も起こした。

その結果、山口でも知り合いが増え、久し振りに女の子と2人で出掛けるなんてこともした。

 

そういうことを考えると、今年は我ながら行動的な1年だったなと思うわけだ。

 

ちなみに、悪かったことというか後悔していることは、

今年の正月にウルトラマンティガ展に行ったときに羞恥心のあまり写真を取らなかったことだ。

せっかく行ったのだから、撮れば良かった…と何回か後悔した。

後悔だけはしないよう行動したいものだ。

 

 

山口に来たことは、良かった悪かったのか、まだよく分からない。

今だって、もやもやしながら書いている。

来年がどうなるか分からないが、楽しい気持ちにたくさんなれる一年にしたい。

デートっぽいことしてみた件。

最近急に寒くなってきた。伊達に年の瀬が迫ってきていない。

 

一人でアパートにいると心身が冷え込んで仕方がない。事務仕事でずっと座りっぱなしというのもよくないのかもしれない。身体も心も縮こまる一方だ。

 

 

このあいだ、運動がてらスカッシュという壁打ちテニスみたいなのをやってみたのだが、二、三日筋肉痛に悩まされ自分の運動不足を否が応でも認識させられた。

筋トレでもすれば良いと思いつつも、なかなか行動に移せない。我ながら自分の筋力が心配になってくる今日この頃である。

 

 

さて、ジモティで友達探しを始めてから2ヶ月が経った。

少しずつではあるが知り合いが増え、行動範囲も広がりつつあるように思う。

一番最初に出会った30歳のFさんとは、わりと頻繁に会うようになりご飯を食べに行ったり映画を観たりする仲になった。

先ほどのスカッシュも彼と一緒に行った。

 

もう少し自分と同じくらいの歳の人で気軽に会える友人が欲しいなとも思うのだが、それはこれから。

あまり贅沢は言わずに少しずつ輪を広げていければ、と思う。

 

 

そんな中、一つ年下の女の子と出かける約束をすることができた。

一応それもジモティ経由だ。

 

 

約一か月前のこと、ジモティで「カメラ撮影に一緒に行きませんか」という投稿を見つけた。

投稿を見るにカメラ仲間を探しているようだった。

 

最初、問い合わせてみるかすごく悩んだ。

投稿には初心者もOKとは書いていたものの、そのときはまだ一眼カメラって何?みたいな状態だったので話を合わせるのも無理かなと思ったからだ。

 

しかし、ものは試しだと思い、そういう自分の状態も晒しつつ、ダメ元で問い合わせてみることに。

 

すると、意外にもちゃんと反応してくれて結果的にLINE交換まで漕ぎ着けた。予想外の展開だ。

しかも、向こうから早速お出かけの提案をしてしてくれたので、わりとスムーズに話が進んだ。

 

 

実際に出かける日も決まり、こちらとしてもカメラについて少し勉強することにした。

幸い、カメラについて初心者向けの本が近所のコンビニに置いてあったので、そこで立ち読みして付け焼き刃の知識を得た。全くの無知よりはマシだろう。

 

一度は天候不順で延期になってしまったものの、後日島根県の津和野という場所へ一緒に出かけることになった。

 

駅で待ち合わせて、津和野まで電車に揺られること約一時間。その間に、いろいろと話をした。

最初は相手の人となりを知るべく、普段何をしているのかという探りあい。

 

彼女はけっこう大人しい子で、地味男で定評のある自分にしてはかなり頑張って会話したように思う。

最初こそ警戒されてるようなところはあったものの、時間が経つにつれて笑顔も見せてくれるようになった…と思う。

 

と思う、というのはあまり顔を見てないからだ。自分の悪癖なのだが、人の目を見て話すということが苦手で、つい横や下を向いて話してしまう。そのせいで、あまり顔を覚えられていない…。

 

彼女自身も感情表現が豊かではない方らしいので、もう訳分からん。

それでも、なんとか会話を紡ぎ無事に津和野へ到着。

 

 

すでに昼前だったので、まずは腹ごしらえをすることにした。近くの飲食店に入り津和野名物のウズメ飯というものを揃って食べた。

事前に自分で調べていたのだが、津和野ではちょっと豪華なお茶漬けとでも言うようなウズメ飯が有名らしい。

 

彼女もその存在を知らなかったそうなのだが、むかし倹約令を逃れてご飯の下に豪勢なおかずを埋めて食べたのが発祥なのだという。

出汁が効いていてけっこう美味しい。

 

そんな風なウンチクをたれつつ食事をとり、まずは津和野城跡に向かうことにした。

 

津和野城は津和野の街並みを見下ろす山城で、リフトに乗ってお城を目指す。

日曜の昼下がりだというのに、津和野はけっこう人通りが少なく過疎化が進んどるなーって感じなのだが、そういう軽口を叩きながらリフト乗り場に向かう。

 

途中、津和野で有名な教会や太鼓稲荷神社を覗いたり通り抜けたりながら山道を抜けるとリフトが目の前に現れた。

 

二人で一緒に乗れるかと少し期待していたが、まさかの一人乗りで少しがっかり。

もはや邪心しかないやん、自分。

 

約5分ほどの空中散歩を楽しんで頂上に到着。

城跡なので石垣くらいしか残ってはいないが景色は悪くない。地元、兵庫県竹田城にも似ている印象を受けた。実際、冬には雲海が見られるらしい。

 

辛うじて紅葉が残っていたのでカメラでパシャり。

自分はまだ一眼カメラを持っていないので、スマホで適当に撮った。彼女は自分の撮影に満足そうだ。

 

景色こそ良いもののあまり広くはなくコンパクトなので、三十分ほどで周囲を見終わってしまった。

 

仕方がないので再びリフトに乗り下山。

特に行くところもないので、困っていると森鴎外記念館を見つけたので提案してみた。

 

資料館好きな自分としては行きたいものの好き嫌いが分かれるだろうなと思ったが、意外とすんなり受け入れてくれた。彼女もけっこう本を読むらしい。

 

梨木香歩の作品が好きとのことだった。

大学の授業で読んだ『裏庭』がこんな所で役に立つとは…。子供向けの『西の魔女』とかも普通に面白いしね。

 

森鴎外の作品は『舞姫』くらいしか読んだことはないのだが、彼の生涯や人となりを知ることができた。なにより博物館デートってなんか知的で良さげな感じがする。

 

勝手にデートとか言ってる時点でキモいけど…。

 

適当に見学し終えて外へ出ると、まだ3時。

家路につくにはまだ少し早い気がしたので、近くの喫茶店に入ることにした。

 

茶店には猫がたくさんいて、可愛らしかった。

彼女の家では5匹も猫を飼っているらしく、さすが猫のあやし方も上手だった。

各々コーヒーやオレンジジュースを注文し雑談。特に話が盛り上がるということもなかったが、落ち着いた雰囲気で話すことができた。まあ、はしゃぐような場所でもないしね。

店内には薪ストーブもあり、精神的にも落ち着けたように思う。

 

小1時間ほどそこで時間を過ごし、帰路につくことにした。

途中、藩校養老館を覗くなどしつつ駅へと向かった。

 

 

次の約束とかは取り付けられなかったが、今回の旅で多少は距離を縮められたのではないかと思う。

自分としては頑張った。

 

とはいえ、実際どうなのだろう。

彼女の仕事は不定休だというし、あとは向こうに任せるしかないのかもしれない。

 

そういう駆け引き的なのは苦手だし、普通に友達として認識してもらえたかどうかも分からないが、自分にしては本当に頑張れた方だと思う。というか、そうだと思いたい。

 

やっぱ友達作りって難しいなあ。

仮に失敗していたとしても、女性経験が皆無な自分としては良い練習になったのではないかと思う。

村上水軍資料館に行ってみた。

だいぶ時間は経ったが、暇つぶしがてら先日11月上旬の連休について書こうと思う。

 

文化の日を挟んだ連休、広島県にある祖父の家に遊びに行った。今いる山口の隣県ではあるが、祖父の家は広島県の東の方なので実際のところ結構遠い。

 

朝5時半に家を出て電車に揺られること約6時間。昼前に到着した。

もちろん新幹線を使っても良かったのだが、金が掛かるし在来線でとことこ行く電車旅もそれはそれで楽しいので、車内では今度受験する簿記の勉強したり寝たりしながら向かった。

 

1日目は何をしたでもないが、地元から母親も車で来ていたので親子3代で久々の会話を楽しんだ。

祖母がケータイを変えたらしかったが、使い方を把握できていないようだったので、取扱方法を調べつつ教えてあげているうちに夜がきた。

 

 

祖父たちは後期高齢者なので車を既に手放しており、普段はあまり自由に出掛けられない。なので、明日は少し遠出しようかという話になった。

ただあまり歩き回ると疲れてしまうらしく、どこに行くかいろいろ悩んだ。

 

その結果、祖母の提案でしまなみ海道にある村上水軍資料館に行くことになった。歴史好きな自分に配慮してくれたようで、実際行ってみたいなと思っていたので楽しみだ。

 

その日は早めに寝て、翌日に備えることにした。久しぶりに自分以外の寝息を聞きながら寝るのは案外安心感があった。

 

 

翌日、9時に家を出て母の運転でしまなみ海道へと向かった。

あいにくの曇天ではあるが、個人的には久しぶりのしまなみ海道で自ずとテンションが上がる。

 

子どもの頃、祖父に何度か連れてきてもらったし、2年ほど前にも大学の卒業旅行で友達と自転車走破しに来ているので懐かしさもある。

やはり海の上を走るのは爽快感がある。高揚感も相まって曇天はあまり気にならない。祖母は残念がっていたが。

 

 

1時間ほど車を走らせると無事に村上水軍資料館へと到着した。

いつも資料館に来ると1時間は入り浸ってしまうのだが、今日は疲れやすい祖父も一緒に来ているので、あまり長居はできないだろう。今回は流し読み程度にすることにした。

 

しかし、その程度でも村上水軍の凄さは結構学べた。

村上水軍については名前くらいしか殆ど知らなかったが、瀬戸内海全域を支配し遠くは鹿児島まで勢力を広げていたというのだから、その豪傑さがうかがい知れる。

 

最近では村上海賊と呼ばれることが多いそうだが、略奪などを繰り返す無法者たちというより、その地域の首領といった感じで金さえ払えば航路案内をしてくれたらしい。

何となくだけどスターウォーズに出てきそうな人たちだ。

 

噂によると、関ジャニの村上くんはこの末裔らしい。意外と近くにも近縁者がいるかもしれない。

 

 

あらかた展示資料に目を通し部屋から出てくると、館内の片隅で甲冑の試着体験が行われていた。

本物の甲冑ではないが、無料とのことなのでせっかくだし着てみることにした。

 

学芸員のおばちゃんが着せてくれるのだが、レプリカとは言えけっこう重い。

甲冑を装備して少し身体を動かしてみるも、まあ動きづらい。実際にはこの倍以上の重さを感じつつ何キロも走ったり戦ったりするのだから大変だ。自分なんかすぐ死にそう。

 

かと言って、この甲冑を着てても誰かに殺されに掛かられたら怖いだろうなと思いつつ、渡された剣を片手に母親に写真を撮ってもらった。

 

 

ちなみに、この甲冑は女の人も着られるらしい。

そこで、母親も着てみたいとのことだったので昼時ではあったが特別に着させてもらうことになった。

 

普通は女の人はお姫様の格好をする人が多いそうだが、母親としては甲冑を着てみたかったようだ。よほどの機会がない限り、甲冑を着る機会なんてないだろうから一度体験してみたかったのだろう。

とはいえ、なんかよく分からんけど、すごく生き生きしていた。

 

 

その後、資料館のすぐ前にある物産展に行き昼食をとった。海鮮丼だ。

エビやイカをはじめ、たくさんの新鮮な魚がご飯の上に乗っていて、すごく美味しかった。

今回は注文しなかったが、ほかにも七輪を使ったサザエなどのバーベQもしているようだったので、また来てみたいなと思った。

 

帰りは道の駅に寄って伯方の塩が練りこまれたアイスを食べたりしつつ適当に帰った。

最初は温泉でも寄ろうかと思っていたが、祖父が疲れてしまったようなので、そのまま帰ることにした。またのお楽しみということで。

 

 

翌日には山口へと帰った。

帰る前に祖母方の墓参りに向かった。

そのときは自分が車を運転したのだが、久しぶりの普通車で少し緊張した。

 

母が乗ってきた車はかれこれ20年近く家族の足として使っている。しかし、さすがに寿命が来たらしく今月でお別れすることになった。だから、最後くらい運転したいと思ったわけだ。

 

これまで乗せてくれたことに感謝しつつ運転。少しひやっとする場面もあったが、無事に墓参りを済ませて帰宅することができた。

昼食を食べて帰り支度をはじめた。

 

 

帰りは新幹線で帰ることにした。さすがにしんどいし。

新幹線の駅の近くに従兄弟が住んでいるので、ついでに寄ることにした。

 

祖父母に別れを告げ、従兄弟の家に向かうと彼ら(3人きょうだい)はゲームをしていた。

みんな、中高生とかなので昔みたいに「遊ぼ遊ぼっ!」といった感じではなく勝手に遊んでいる様を見てるだけだったのだが、久しぶりの会話は楽しかった。

そうは言っても、ほとんど放って置かれてたけど。

 

特に生産的な話は何もしなかったが、以前会ったときに、なんか話しづらいなと思ったのは気のせいだったようだ。

きっと、自分が原因だったのだ。

 

前に会ったのは今年の2月頃だったが、叔父と一緒だったし、やっと引きニート生活から抜け出したような状態だったので、自分のテンションもかなり低かったように思う。

従兄弟はそれに戸惑ったのだろう。

 

何はともあれ、久しぶりに顔を見られて良かった。

小一時間ほど一緒に時間を過ごし従兄弟たちの家を後にした。

 

 

正月には実家に帰ろうと思っているので、次にみんなに会えるのはいつだろうか。まあ、正月だって自分が会いに行こうと思えば会えるわけだが。

 

この記事を書いてる時点で、すでに11月下旬。

正月なんかあっという間にやってくるだろう。何だかんだ言っても一年って早い。

 

もう幾つ寝るとお正月〜なんて口ずさみながら、残り1ヶ月を有意義に過ごしたい。

ジモティ使ってみて、その後。

風邪を引いた。頭が痛い。

体調を崩すと人恋しさが増すというのは聞いたことがあるが、正直普段からそんな感じなので、いまいち実感がない。

 

と言っても、友達とかと会って馬鹿話したいなぁという気持ちはある。

退屈であることには変わりはない。

 

 

先日、友達がいないことに流石に嫌気がさしてジモティを使い友達募集をしたという投稿をした。

その後、少し動きがあったので改めて書き足してみようと思う。

 

 

30歳男性(Fさん)と知り合って一週間後、再び会おうという話になった。

前回、全く女性と話す機会がないという話をしたら合コンを開いてあげるという話になったので、さっそく行ってみることにした。

 

合コンなんてものに参加するのは初めてなので、少し緊張した。

変なゲームが始まってノリを求められたら嫌だなぁなんて思いつつ向かった。

 

しかし、実際に行ってみるとFさんの友達の女性2人が来ただけで、ただの雑談をしただけだった。

集団になってしまうと話し出すタイミングを見つけられず黙ってしまうのが常なのだが、いろいろと質問してきてくれたので自発的に話すことができた。

というか、質問に答えて自分の話ばかりしていた気もするけれど…。

 

合コンと言うには疑問符が付く会ではあったが、それなりに楽しかったし良かったと思う。

 

 

翌日、全くの別件で女性と2人でピザ屋さんに行った。

その人ともジモティで知り合い、初の顔合わせとしてその店で落ち合うことになった。

 

その人も30歳前後の人で、普段何をしてるかなどの会話を楽しんだ。

それにしても、普段会話をしてないせいか久しぶりに人と話すとものすごく疲れる。思わず店を出てから近くのコンビニに車を停め、仮眠してしまった。

 

こうしてジモティ繋がりで4人と知り合ったわけだが、不思議なことに皆、とある人の話をしてきた。

 

山口で色んな店のオーナーをしているKさんという人で、月に一度はイベントを開き、メンバーを引き連れて世界旅行に行くこともあるらしい。

 

聞いた感じ少し怪しい集まりのような気もするが、上記4人とも変な人ではなさそうだし…そんなに警戒する必要もないか。

 

一週間後にさっそくBBQ大会があるから来たらと誘われたので、試しに行ってみることにした。

 

最初こそ生来の人見知りが発動してしまいキョドってしまったが、同じくらい歳の人を見つけ暫く話をした。

 

22歳くらいの人で自分よりも年下だったが、同じ関西出身ということもあってか話が弾んだ。

海外旅行の話になり、ベトナムに行きたいと言っていたので、思わず影響を受けてしまい自分も行ってみたいと感じた。

 

ちなみに、そのためには住民票を山口に移してパスポートを更新しなければならない。ちょっと面倒くさいなあ。

 

BBQでは焼き肉やらジュースやらハヤシライスやら、たらふく食べた。

残念ながら22歳の人とは連絡先を交換することはできなかったが、もしまた会えたらまた話したいと感じた。

 

 

自分がジモティで呼びかけた友達募集の投稿には、何人かが反応してメッセージを送ってきてくれた。

他にも何人かとやり取りはしたが、今のところ友達になってくれそうなのは1人か2人だ。

とは言え、一旦会話は終わってしまっているので、それも何とも言えない。

 

もし再びどちらかからメッセージを送れば友達として関係を深めることができるかもしれないが、現時点では難しいだろう。

 

現時点では、友達作りをする上で停滞期というか膠着状態に陥ってしまったので、改めてジモティを使って友達探しをしようと思う。

 

なんだか虚しい気もするが、気軽に話せる友人の1人もいないのは、やはり辛い。

漫画や小説じゃない限り、何も行動しなければ何も起こらない。現状を変えるには行動あるのみ。

気の合う友人に巡り会えるまで、暫くは続けてみようと思う。

 

それでも無理なら諦めて家でゲームでもしよう…。

ジモティ使って人と知り合ってみた。

山口にやってきて半年以上が経った。

 

近頃の休みの日は、ひとり図書館に行き誰とも話すことなく一日が終わるということも少なくない。

さすがに、ここまでくると毎日が虚しいというか、人恋しくなってくる。

 

 

そこで、掲示板アプリ「ジモティ」を使って友達募集の投稿をしてみることにした。

普段の自分なら絶対にやらないのだが(人見知りだし)、いつまでもぼっちでいると精神的に病みそうなので、物は試しと思い一念発起した。

 

 

とりあえず適当に「友達募集〜」って感じの投稿をしてから、寝て起きると早速一通のメッセージが届いていた。

 

最悪、無反応の可能性も考えていたので、まずは一安心。

さっそくメッセージを開封してみる。

 

「こんばんは!はじめまして^_^

退屈な毎日を解消できることありますよ!

よかったら聞いてみてください」

 

…何だか中国人が作ったような怪しげな文章に見えてしまうのは、気のせいだろうか。

迷惑メールにしか見えないのだが。

 

相手には悪いが少し怖いので、このメッセージに関しては無視することにした。

 

その後、しばらくして数人から連絡が来始めた。

何も連絡がないのも悲しいが、見ず知らずの人とやり取りするのはやはり怖いものである。

 

とは言え、食わず嫌いしてたら何も始まらないし相手にも悪い。ので、先ほどの分は別として返信してみることにした。

 

すると、さっそくその中の一人と週末の金曜日に会おうという話になり、とりあえず近所の飲み屋街で待ち合わせることになった。

 

正直、かなり怖い。

変な人でないことを祈るばかりである。

一応、自分も男なので変なやつだったら全速力で逃げるだけなのだが。

 

 

すでにLINEの連絡先も交換していたので、やり取りはジモティからそちらへ切り替えて会話を進めていく。

 

ひとまず、待ち合わせ場所に到着。

具体的な店などは決まっていなかったので、どこで落ち合うかメッセージのやり取りをしていると、相手から電話がかかってきた。

 

 

恐る恐る電話に出てみると、声の印象的には一応常識的で普通そうだ。

二言三言話して、落合い場所へ向かう。すると、それらしき人を見つけた。

 

「〇〇さんですか…??」

「はい」

 

記念すべき初めてネットで知り合った人とのご対面。

その人は自分より5歳ほど年上の男性で、見た目の印象もそう悪くはない。

 

とりあえず近場の居酒屋へ入り、お互いの人となり探りタイムが始まった。

 

 

相手はスーパーで働いているらしく、ジモティは2、3か月前から使い始めたらしい。

今では、ジモティを活用してコミュニティを探ししばしば参加しているとのことだった。

お互いの話をすることで、次第に相手の人となりも何となく分かってきて、話も弾むようになってきた。

 

 

ある程度腹も膨れてきたので、一旦店を出てラーメン屋に向かうことにした。

ラーメン屋でもラーメンの好みなど取り留めもない話をして、久しぶりの会話を楽しんだ。

 

ラーメン屋を出ると、そろそろお開きという感じになったのだが、そのまま店の前で色々と話し込んでしまった。

 

 

最近、同世代の女の子と話をしていないという話をすると、「今度合コンでも開いてあげるよ」と言ってくれた。

 

そういうものに参加したことなどないのだけど、それもまた面白そうだ。

一度、行ってみても学ぶものがあるかもしれない。

とりあえず「また連絡ください」と言い、その日はお開きとなった。

 

 

かなりおっかなびっくり状態で始めたジモティではあったが、一発目にしては上出来だったように思う。

 

まだ他の人ともやり取りがあるので、彼らとも上手くやれたら良いものである。

 

ただ慣れすぎるのもダメなような気がするので、ある程度緊張感をもって臨むのは大切なことなのだろうと感じた。

 

事実、今回会った彼も変な人に会ったことがあるらしく、そういう時は適当に誤魔化すのだそうだ。

やはり、そういう目を養っておくのは大事だ。

 

 

それはそうと、久しぶりに人と話すとかなり疲れてしまった。

話すのにも肺活量が必要だったりするのだろう。

 

少し緊張していたこともあってか、家に帰ると爆睡した。

超弾丸!タイひとり旅のススメ

秋の行楽シーズン!

今回、秋分の日を含めた3連休に久しぶりの海外旅行をした。

向かったのは、微笑みの国タイ。

 

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タイには1〜2年程前からずっと行きたいと思っていたのだが、なかなか行けてなかったので、この度パスポートの利用期限が切れるということもあり思い切って一人旅に出かけた。

 

 

海外旅行自体は台湾や韓国に次ぐ3回目ではあるが、今までは大学の短期留学みたいな感じで行っていたので、完全に一人で向かうのは今回が初めてのこととなる。

 

飛行機の搭乗券やタイでの宿泊などは一先ず旅行会社に任せて、あとは基本的に一人行動だ。

 

性格的に自分はおっとりしている方なので親にはまあまあ心配されたが、そこは自身でも重々承知しているので、珍しくけっこう下調べをした。

 

 

旅程は1泊2日といったところ。かなりの弾丸旅行だ。

 

もちろん本当なら2-3日は滞在したいところではあるが、勤めている会社の雰囲気的に、遊び目的で有給休暇を取得するのは難しいようなので今回は断念。

 

兎にも角にも、待ちに待った念願のタイ旅行。

かなりの急ぎ足ではあったが、3連休だけでも十分楽しめるよっ!ということを知ってもらうためにも、日記がてら今回の旅の紹介とタイ・バンコクの現状(2019年9月)を綴っていく。

 

 

初日(9月21日)

福岡空港からタイのスワンナプーム空港まで飛行機に乗ること約5時間。

到着時刻は夕方頃で、今から観光地を巡るのは少し難しい。

 

 

予報では日本に台風が来ていたし、バンコクの天気もかなり荒れているようだったので、ちゃんと飛行機が飛ぶか不安だったが無事に着けたので一安心。

 

タイ上空で飛行機の窓から眺めた景色は、日本では見られない細長ーい田んぼや畑がずっと遠くまで見え、さっそくエキゾチックさを感じた。

 

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空港に着き、まずは日本円からタイバーツへの両替とスマホの現地SIMカードを購入することにした。

空港とバンコク市内を繋ぐエアポートラインという電車があるのだが、その改札付近(地下1階)にある両替屋さんのレートが良いという情報を事前に得ていたので、まずはそこに向かう。

 

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たしかに他の両替所よりはレートが良いようだ。

後に市内で立ち寄った両替所と同じくらいのレートだったのでかなり良い方だと思う。ここでは、5000円を両替することにした。

 

SIMカードは最短で8日用の分しか売ってないようだったので購入は断念。

ネットで調べた限りフリーwifiが街中にあるというので、今回はSIMカードもレンタルルーターも無しにすることにした。一応、オフライン対策はしてある(オフラインマップのダウンロードとか翻訳アプリとか)。

 

 

さっそくエアポートラインの電車に乗り込み、宿泊先のホテルがあるマッカサン駅へと向かう。

たまたま乗り込んだ車両では、日本旅行が推されていて桜や相撲取りなどのイラストが描かれていた。

 

日本の電車は座席がふかふかだが、タイではプラスチックだった。

そういえば台湾や韓国も、そうだった気がする。海外ではそれが主流なのだろうか。

長旅すると尻が痛そうだ。

 

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電車に揺られること20分。

目的地のマッカサン駅へと到着した。

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駅近くにあるホテルにチェックインし、部屋へと向かう。

けっこう綺麗な部屋で悪くない。

窓からの景色もそう良いわけでもないが、駅周辺の街並みを眺めることができる。

 

ちなみに、チェックインするときにドリアンは部屋で食うなよ的な注意を受けた。

さすが南国って感じだ。

 

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適当に荷物を部屋に置き、さっそく街へと繰り出すことにした。

 

 

タイ式マッサージを受けてみた。

ホテルを出てすぐ近くにマッサージ屋さんを見つけたので、先ずはそこに入ってみた。

タイではマッサージが有名で、せっかくなら受けてみたいと思い事前に店も調べていたが、そこまで行くのも面倒なのでここで済ますことに。

値段も1時間300バーツと相場並である。

 

 

対応してくれたのは、40代前後のおばちゃん。

とりあえず専用の服に着替えて少し緊張しながらベッドの上に横になると、脚をマッサージしてくれた。

 

身体が硬いので少し痛みを感じるときもあったが、基本的には気持ちよくて寝落ちしそうになった。

 

女性による施術だったので少しドキドキしたが、一応おばちゃんなので母親にマッサージしてもらっているような安心感があった。

 

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部屋の中は小ざっぱりしていて、それなりに清潔感はある。

ヤモリが天井を這っていたが、それはそれで現地感があって良いと思った。

強いて不満な点を言うなら、大通り前なので車の音が少しうるさかったくらいだろうか。

 

 

施術が済むとお茶を出してくれた。

マッサージ店では、チップを渡すのが慣習とされているようなので20バーツを料金と一緒に支払った。

普通に満足のいくマッサージだった。

 

 

次に向かったのは、ラチャダー鉄道市場。

屋台がたくさんあるとのことで、マッカサン駅から地下鉄MRTの路線沿いに二駅ほど北上した所にあるらしい。

 

せっかくなので、街並みを見るためにも歩いていくことにした。

 

しかし、途中でGoogleマップGPSがバグってしまった。

彷徨いながらも建物の中に入っていくと、屋台らしきものを発見した。

 

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これが、そうなのか…?

本屋さんで立ち読みしたガイドブックには、もう少し屋台っぽい写真が載っていた気がするが。

 

念のため現地民に

「Where is the train market?」と尋ねると

スクエアがうんたらかんたら…という。

いまいち英語が理解できないので「In building?」と重ねて聞くと「yes」と応えてくれたので、きっとそうなのだろう。

 

思っていたのと少し違うな。

リニューアルでもしたのだろうか…。

 

 

そうやって道に迷っているうちに、辺りの店も閉まっていってしまい、気付けば夕食が取れる店がなくなってしまった。

仕方がないので、再び徒歩で30分かけてホテルへ戻る。

 

近場で開いている店はコンビニくらいしか見つけられなかったので、そこでコンビニ弁当とグリーンカレー味のポテチを購入。

 

ホテルの部屋に戻り、さして美味しくもない弁当とお菓子を腹に入れ、その日は寝ることにした。

まあ、こんなことでもないと現地のコンビニ弁当やポテチなんて食べないだろうから良しとしよう。

 

しかし、せっかくマッサージしてもらったのに、歩きすぎて脚が棒のようである。

 

 

2日目(9月22日)

午前中は現地のツアーに参加し、世界遺産のあるアユタヤへ向かうことになっているので、朝7時にマッカサン駅に集合。

用意してくれていた車に乗り込み、アユタヤまで約一時間半の道のりである。

ツアー客は全員日本人で7人くらいだ。

 

アユタヤの歴史について、ツアーの添乗員さんが片言の日本語で説明してくれた。

江戸時代には日本人町も栄えており、朱印船貿易も盛んだったようなので日本との関わりも深そうである。

 

まずは、ワット・ヤイ・チャイモンコン

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大きな仏塔と屋外の涅槃仏が有名なお寺。

 

ここの仏塔は登れるらしく、上まで行くと辺りの景色を眺めることができる。

 

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仏塔の頂上には部屋があって、中央に賽銭箱のようなものが設置されていた。

中を覗くと1階まで吹き抜けのような穴が空いており下の方に皿が置いてある。

 

みんな上からコインを落として皿の中に入れようと試みていたので、きっと上手く入ると願い事が叶う的なやつなのだろう。

 

試しにやってみるも案の定うまくできなかった。

気を取直して仏塔から降り、周囲を散策してみる。

 

他にも小さめの仏塔が立ち並ぶ中、涅槃仏の所へ向かってみた。

 

現地の人たちが花とロウソクを手にお祈りしていたので、自分も見様見真似でやってみることにした。

 

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近くの売店で花とロウソクを購入し(20バーツ)、涅槃仏の前に設置された石段の上で祈りを捧げる。

現地の人と同じようにやってみることで、その場の雰囲気をより感じられたように思う。

 

 

象乗り体験

象に乗るのは、今回の旅で楽しみにしていたことの1つだ。

個人的に東南アジアといえば象のイメージがあって、タイの国自体も象の顔の形をしているように思う。

 

実際に象を目の前にすると、想像以上に大きくて少しビビった。

 

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しかし、実際に乗ってみると安定感があるし、愛嬌もあってなんだか可愛らしい。

 

乗り心地は前後左右に揺れるので、快適とは言い難いが3メートルほどの高さから街並みを眺めるのはすごく新鮮だ。

 

背中を撫でてみると、固そうで柔らかい皮膚感で、なんとも例えるのが難しい感触だった。

 

5分そこらのお散歩ではあったが、日本ではなかなかできないだろう体験ができて大満足である。

せっかくなので写真も撮ってもらい、現地の記念Tシャツを購入した。

 

ワット・プラ・マハタート

ワット・プラ・シー・サンペット

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アユタヤでは有名な、木の根に埋まった仏頭である。

 

ほかにも頭が破壊された仏像が多数ある。

かつてのミャンマー軍が、仏像内に隠された財宝や御守りを取り出すために破壊したのだそうだ。

 

タイとミャンマーは今もあまり仲が良いわけではないようなので、どこの国もご近所付き合いは大変なのだろうと感じた。

 

 

仏塔はクメール様式のものがあり、同じく世界遺産アンコールワットを思い起こさせた。

帰りに買ったマンゴー・スムージーが美味しかった。

 

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王宮とワット・プラケオ

午前中のアユタヤ観光を終え、バンコク市内のアソーク駅へと戻ってきた。

 

ターミナル21というショッピングモールで食事をとり(トムヤムクンを食べたのだが、これがまた辛くて大変だった)、バンコクで有名な三大寺院へと向かう。

 

まずは高架鉄道BTSアソーク駅前にある両替屋さんで追加の5000円をバーツに換金し、すぐ近くにある地下鉄MRTのスクンナビット駅からサナームチャイ駅を目指す。

 

サナームチャイ駅はワット・プラケオやワット・ポーへと向かう最寄駅であり、最近完成した新しい駅である。

 

今回行った時はまだ試験運行中で、料金が無料だったので、途中のスワンナプーム駅までの料金で向かう。

 

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到着したサナームチャイ駅はタイで一番美しい駅と言われているらしく、多くの人が駅構内を写真に収めていた。

赤色で統一されていて、確かに他の駅と比べると鮮やかな雰囲気だ。

 

駅を出て、北へ10分ほど進むと王宮が見えてきた。すごい人だかりだ。

 

近くには王様の肖像画が至る所に掲げられていて、国民から慕われている様が見てとれる。

 

午前中のツアー添乗員さんが教えてくれたことだが、今の王様は若い頃少しワガママで何度も結婚を繰り返している、とのことだった。

そういうゴシップネタを持つ王様だからこそ、人間臭さがあって逆に国民から好かれているのかもしれない。

 

そうこうしているうちに、王宮前に到着。

見学料は500バーツ(約1750円)と少々値段が張るのだが、せっかくここまで来たので入ることにする。

 

門をくぐって見えてきたのは、黄金の仏塔と豪華な装飾がされた建物。

思わず息を呑んでしまった。

 

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さすが王宮と言うべきか、まさに豪華絢爛といった様相で日本では早々見られない煌びやかさがある。

 

宮殿内は多くの人でごった返していて、ヤックとモックという名前の神様の格好を真似して写真を撮るなど大盛り上がりである。

 

タイの神話を描いた壁画などもあり、全部を見ないまでも現地の文化を感じることができる。

 

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エメラルドグリーンの仏像が有名なワット・プラケオでは、思いのほか仏像が小さくて最近視力が落ちている自分には生憎よく見えなかった(しかも写真撮影は禁止)…が、建物自体はかなり大きく壮大な感じだった。

 

 

ワット・ポー

タイと言えば、と言ってもいいくらい有名な涅槃仏のあるお寺である。

 

こちらのお寺は100バーツとお手頃価格で見学することができる。

 

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先ほどの王宮などで見た建物ではヤックやモックといった神様が土台を支えるような装飾がされていたが、こちらでも髭を生やした高貴そうなお爺さんが塔を支えている。

 

偉い人に建物を支えてもらうことで、その建築物自体を神格化する効果があるのだろうか。

 

 

続いて訪れたのは涅槃仏のある建物。

王宮と比べてしまうと、建物の豪華さは流石に見劣りしてしまうものの涅槃仏の大きさには驚かされる。

 

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奈良の大仏も見劣りするようなバッグサイズ。

日本では金箔が剥がれて、くすんだ色の仏像しか見ることがないので、その点も少し新鮮だ。

 

 

仏像の後ろに回ると、ずらっと托鉢が並べられていた。

この鉢にコインを入れていくことで煩悩を捨て去ることができるのだという。

 

今回は時間がなかったこともありやらなかったが、こんな大きな涅槃仏の側で行うとなるとご利益もありそうだ。

 

 

ワット・アルン

読んだことはないのだが、三島由紀夫の「暁の塔」で有名なお寺である。

 

ワット・ポーから川を挟んですぐ隣にあるので、渡し船に乗ってワット・アルンを目指す。

ちなみに乗船料は35バーツだ。

 

約5分毎に運行しており、船上から眺める仏塔も東南アジアらしくて良い。

 

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大陸の川にしては幅は短く、ものの数分で対岸へと到着。

船着場からも少し歩くだけでワット・アルンへとたどり着いた。こちらの見学料は50バーツとかなりお手頃価格だ。

 

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想像していたよりも少し小ぶりではあったが、塔の真ん中辺りまで登ることもできる。

今日はあいにくの天気ではあったものの、「暁の塔」という異名がある分、きっと朝夕は美しい様相を見せてくれるのだろうと思う。

 

それに、ワット・アルンは他の寺と比べると有名なわりにはあまり観光地化されておらず、むしろ公園的な要素が強いのかもしれない。

 

事実、ワット・アルンの袂で川を眺めながらのんびりと過ごしている人々も多く、逆にこの光景は他のお寺では見られなかったように思う。

 

値段の面から見ても、ワット・アルンは庶民的で生活に根ざしたお寺お寺なのだろうという印象を受けた。

 

 

ラチャダー鉄道市場

ワット・アルン最寄りの新駅、イサラパープ駅から再び地下鉄MRTに乗り込み、昨日行けなかったラチャダー鉄道市場へと向かう。

 

昨夜、あれからホテルに戻ってwifiを使い調べ直してみると、やはり間違ったところをウロウロしてしまっていたらしいのでリベンジしようというわけだ。

昨日は駅の手前にあったショッピングモールの周辺ばかりを彷徨ってしまったが、市場はその奥にあったらしい。

 

 

一路、鉄道市場の最寄駅、タイ文化センター駅を目指す。

 

 

電車に揺られること約20分。ようやく目的地に到着。

 

今回はGPSもちゃんと機能しているので大丈夫そうだ。

せっかくなので、ショッピングセンターの中も再び物色しつつ土産を購入した。

 

 

必要物資を手に入れ建物を抜けると、かなりの熱気を感じる。

 

 

まさにここだ!

やっと鉄道市場にたどり着いた!

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ショッピングセンターの脇を抜けると沢山の屋台が並ぶ。

食べ物はもちろん雑貨も多く売られており、所狭しと屋台が軒を連ねている。

 

観光客も大勢いて大盛り上がりだ。

屋台では食べ物だけでなく、雑貨も多く売られていて見ていて面白い。

 

通りには動けなくなるほど人が大勢いて、市場の活気をより増している。

念のためスリには気をつけたいところではある。

 

 

昼間にお金を使いすぎて残念ながら、ここで使えるお金は限られているが、物色するだけでも十分に楽しめる。

現地の食べ物やお菓子はもちろん、タイでは地味に有名らしい昆虫の佃煮のようなものも売られていたので、買える範囲で適当に購入し楽しんだ。

 

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また、ここの屋台は活気さだけでなく、上から眺めた景色も美しいことで有名だ。

 

先ほど訪れたショッピングセンターの横に設けられた駐車場を登っていくと、市場を上から眺めることができ宝石箱のような夜景を楽しむことができる。

 

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旅の締めにはちょうど良い絶景だ。

この市場は深夜までやっているそうなので、時間とお金に余裕があればまたじっくりと浸りたいと感じた。

 

手軽にタイの庶民的な文化を味わうには最適の市場だと言えるだろう。

 

その後、市場を21時頃に出て0:50発 福岡行きの飛行機に乗るべくスワンナプーム空港へと向かった。

 

 

旅を振り返って

今回、タイでの滞在時間は実質1日しかおれずのんびりと過ごすような時間は取れなかったが、ざっとタイの文化には触れられたように思う。

 

逆に行きたいところを詰め込んだ分、充実した時間を過ごせたのではないかという気もする。

 

海外旅行には行きたいが時間があまり取れないという人には、かなりの弾丸ではあるが、この旅を参考にしていただければと思う。

 

 

反省点として、やはりレンタルルーターSIMカードを手に入れるべきだったことが挙げられる。

現代社会において、ネット環境がないと自由度が減ってしまうのは事実。

 

オフライン状況に備えて準備していたつもりではあったが、不測の事態に陥った際などにネット環境があるのとないのとでは精神衛生上ちがう。

フリーwifiだけを頼るのは少し不便さや心許なさを感じた。

 

 

次回は、ネット環境も整えてゆとりのある旅をしたいものである。

 

 

何はともあれ、3連休という短い期間を通して異国の文化に触れられたのは貴重な体験だったと言える。

 

今度はいつ来られるか分からないが、また行きたいと思う。

 

バンコクでは、現在新たな路線が次々と延伸され交通の便が向上している。

数年後には、また新しい観光地も注目されていることだろう。

 

次に訪れるときはどこに行くか楽しみだ。