ゆとり世代のボッチが送るお気楽生活日記。

ぼっちの気まぐれ紀行

ゆとり世代のコミュ症が綴るお気楽日記

書写山円教寺「もみじライトアップ」に行ってきた感想。(2018/11/18)

11月も半ばを過ぎ、ずいぶんと寒くなってきた。

秋の夜長を過ごすにも、もはや毛布が欠かせなくなった。

 

さて、今日で前の会社を辞めてから早一ヶ月が経った。

未だにぐうたらニート生活から抜け出せていない。やるやる詐欺である。

 

 

 

今日も今日とて特にすることもないので、先週末に行ってきた書写山の「もみじライトアップ」を見に行った感想でも改めて書こうと思う。

父親に話を聞くまで、このイベントのことは知らなかったのだが、神戸新聞にも記事が載っており、思いのほか人気イベントだったらしい。

 

今年が千姫の成婚400周年らしく、そのお祝いで開催されたイベントなんだそう。

 

実際に、日曜の夜にもかかわらず大勢の観光客が来ていた。

 

 

 

書写山円教寺とは

まずは簡単に書写山円教寺についてお勉強。

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 姫路市内にある書写山円教寺天台宗のお寺らしく、「西の比叡山」という称号を持っているほどの名刹とのこと。

そういえば、比叡山延暦寺天台宗だった。

 

約1000年前に性空上人によって開かれ、境内は国指定の史跡として認定されている。重要文化財も多く現存しているそう。

 

西国三十三箇所にも指定されており、大河ドラマやハリウッド映画のロケ地としても使用されたことがあるのだそう。

修行僧も多く来ており、あの弁慶にも縁のあるお寺らしい。

 

だからというわけでもないかもしれないけど、一日修行体験もできるみたい。

 

 

以上、勉強終わり。

 

 

小学生くらいのころに祖父や家族と一緒に円教寺に参拝したことはあるけれど、かれこれ十年ほど前の話なので、あいにく殆ど覚えてない。

 

 当時はさほど興味がなかったとはいえ、こんなにも有名なお寺だったとは…。

 

 

さっそくロープウェイに乗りこむ

さすがに夜の山道を歩くのは怖いので、ロープウェイに乗ることにした。

 

 

ロープウェイのガイドさんが言っていたけど、下山するだけでも一時間かかるのだそう。

すでに陽は落ちて周囲は真っ暗なので、こんな時間から登山していては遭難してしまう。

 

けど往復1000円って、ちと高くないですかね。ニートには酷。

のちに分かったことだが、さらに入山料500円取られる。

金とりすぎでしょ。

 

仕方ない。背に腹は変えられないので、文明の利器に頼らせていただきます。

 

 

 

ちなみに、このロープウェイは4代目らしく、稼働してから半年ほどしか経っていないらしい。

 

ガイドさん情報によると、例年大晦日はオールナイトでロープウェイを運行しているとのことだったので、来年はここに初詣しに来てもいいもしれない。

 

 

 

ロープウェイが動き出すと、遠くに姫路市街の夜景を眺めることができた。

新しいロープウェイは窓が広く、360度ひろい範囲を見渡すことができる仕様。

 

 

眼下は闇夜に沈んだ森が黒々と広がっており少し不気味ではあるものの、逆にそのコントラストによって姫路の街明かりが映える。

 

車内は夜景が綺麗に見えるように電灯が消されており、観光客はこぞって写真を撮っていた。

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この写真は終点駅付近で撮ったものなので森の緑が鮮やかに写ってるが、これはこれで悪くない。

 

 

ミニ登山はじまる

5分ほど夜の空中散歩を楽しんでいるうちに駅に到着。

 

てっきり、ロープウェイを下りればすぐお寺に着くものだと思っていたけど、そこから十五分ほど歩く必要があったらしい。

 

こんなんだっただろうか。全然思い出せない。

 

 

参道は特に歩きづらいということはないけど、どうせならもう少しロープウェイには上の方まで頑張って欲しかった。

 

道は整っている所が多いとはいえ、傾斜のきつい坂道が続く。

さすがにヒールとかで歩くのは大変そうなので、運動靴は必須だと感じた。

自分は男なので、その辺りはよく分からんけども。

 

 

駅を出ると、帰りのロープウェイに乗り込もうとする人たちによる長蛇の列が。

イベント開催期間限定で帰りのロープウェイは20時半まで動いているとのことだったけど、乗りそこねて帰れなくなったらヤバい。

乗り遅れて山道を歩いて下ることのないよう、早めに戻る必要がありそう。

 

 

えっちらおっちら山道を登っていると、道の脇に鐘撞堂や仏像があってちょっと不気味。暗くてぼんやりと浮かび上がる仏様のお姿は、正直言って怖い。

 

所々に街灯は立っているけど、基本的には足元も見えないような真っ暗な山道。

 

もし周りに観光客がいなかったら、怖くて来られる気がしない。

夜のお寺とか、ただの肝試し。

 

 

摩尼殿に到着

寒空の下、ほんの少し汗ばみながら参道を歩き続け、やっと摩尼殿に到着。

摩尼殿は京都の清水寺のものと同じ舞台造になっているもよう。

 

ここまで来ると、さすがに記憶の片鱗が蘇ってきたような気がする。

下から仰ぐ摩尼殿の姿は圧巻である。

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闇夜の中にお堂と紅葉が照らし出され、辺りには幽玄な世界が広がる。

 

さほど光量は多くなく、あくまでぼんやりと浮かび上がっている程度ではあるが、お寺ならではの荘厳な雰囲気が漂っている。

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近くでみると迫力がある。

変に明かりが煌々としていると、お寺の雰囲気ぶち壊しなのでこの光量で良いかも。

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上の写真は、摩尼殿の舞台から撮ったもの。

すぐ目の前には、赤や黄に色づいた葉がライトアップされ、闇夜の中で鮮やかに浮き上がっている。

 

坂を上がってきたおかげかもしれないけど、寒さに震えることもなくゆったりと眺めることができた。

 

 

夜の山道を散策してみる

帰りに少し寄り道して、境内を散策してみた。

明るく照らされていたのは、基本的に摩尼殿周辺だけで、それ以外の道は真っ暗。

特に坂道は、注意して歩かないと砂利に足を取られて滑りそうになる。

 

少し歩くと食堂(じきどう)を始めとした建物があった。

この辺りで大河ドラマの撮影がされたらしく、中には仏像や個性的な鬼瓦などが置いてあり歴史のロマンを感じる。

 

秀吉軍の兵士が落書きした柱なんかも置いてあった。

残念ながら、説明書きなどは暗くて読めないものもあったので流す程度にしか見ることはできなかった。あまり時間もないことだし、今回は仕方がない。

 

明るい時にまた来たいと思う。

 

帰り道にも、ところどころで綺麗に赤く色づいた葉がライトアップされており秋の風情を感じることができた。



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家路につく

心配していた帰りのロープウェイだが、自分が帰る頃には長蛇の列も消え去り、スムーズに乗り込むことができた。

 

そういえば、自分が山を登っているときは子連れの家族をちらほら見かけたが、さすがにこの時間帯になるといない。

 

明日は月曜日ですからね、世間的には。

 

 

夜もそこそこ更けてきたので、夕食は近くの回転寿司店で済ませ帰宅の途に就いた。

11月もはやくも下旬に突入。残り少ない2018年、毎日を大切にして過ごしたいものである。(切実)