ゆとり世代のボッチが送るお気楽生活日記。

ぼっちの気まぐれ紀行

ゆとり世代のコミュ症が綴るお気楽日記

山口観光してきました(12/8~10)【周防大島・山口市内編】

今日はハロワへ雇用保険の初回認定と、市役所に国保の納付額を聞きに行った。

 

健康保険に関していうと、母親が任意継続なるものを以前進めてきたので、とりあえずそれに加入していたのだが、国保だと毎月1万円ほど安いことが判明した。

今月の分、もう払っちゃったよ・・・。何事も早めの行動が肝心ということを身にしみて感じた。

 

 

さて、今回は前回の記事に引き続き、先日の山口旅行について書こうと思う。

こんな風に、自由気ままにブログを書けるのもニートならではかもしれないが、諸刃の剣である。

 

二日目~周防大島みかん狩り~

昼前に伯父の知り合いが大勢みかん狩りをしにやって来るというので、7時頃には起きて簡単な朝食を取ったあと、もてなしの準備を始めた。

30人程度来るらしいので、テーブルや座布団を出したり部屋の掃除をしたりした。

 

10時くらいに伯父の母親であるお婆ちゃんが近くの介護施設から屋敷に帰ってきて、少し話をした。

 

11頃になると伯父の知り合いが続々と来たのだが、あいにく人見知りが発動してしまったので、お婆ちゃんと部屋に閉じこもった。

そんな自分を見かねてか、伯母が「みかん狩りしておいで」と言ってきたので、袋を携えて屋敷裏にあるみかん畑に行き、一人みかん狩りを始めた。

f:id:udzulla:20181212171005j:plain

そんなに広い敷地というわけではない。

コミュ障の自分が見ず知らずの他人に話しかけられるはずもなく、畑の隅で黙々とみかんを採っていった。

改めて集団の中の孤独というのは辛いということを実感した。なんだか馬鹿らしくなって、みかんを20個ほど採ると屋敷に戻った。

 

屋敷に戻ってからは、客への吸い物運びを中途半端に手伝い、あとはお婆ちゃんと少し会話をした。

 

年寄りとの会話は変に気負う必要がないので楽だ。大した話をしたわけでもないが、去年祖母が亡くなってしまったのもあって、どこか懐かしさを覚えながら会話をすることができた。それに、一対一の会話ならギリギリ何とか対処できるし。

 

その後、昼食を挟んで客人も帰って行ったので、残りのみかんを刈りとるべく再びみかん畑に伯父・伯母とともに向かった。

 

全部きちんと採っておかないと、来年のみかんの出来が悪くなるなど悪影響があるらしい。

f:id:udzulla:20181212171632j:plain

犬には格好の遊び場

さっそく伯父が飼っている犬も一緒にみかん畑へ。先程は、何とも言いようのない虚しさと飽きとですぐに帰ってきてしまったが、仕事だと割り切ってしまえば、どうってこともなかった。

もとから単純作業は嫌いではない。むしろ無心になれるので好きだ。

f:id:udzulla:20181212172406j:plain

いぬ、かわいい。

時折、休憩がてら犬と戯れつつ、みかんを採っていった。木になっているみかんをもぎ取って、そのまま口にするのも新鮮だった。甘くてすごく美味しい。

 

それにしても、犬って本当に賢い。ウチで飼っているハリネズミのサボ君は、いつも寝てばかりで愛着がわきづらいのだが、犬は名前を呼べば駆け寄ってきてくれるので、愛おしさすら感じる。まあ、ただ自分に都合がいいだけの話なのだが。

 

f:id:udzulla:20181212173316j:plain

この袋にどんどんもぎ入れていく。

あいにく、日が暮れるまでに全部のみかんを採集することはできなかったが、その殆どを摘み取るこつができた。

前日同様に倉庫でみかんの箱詰めや選り分けを2時間ほど行なったあと、車で周防大島を後にし、伯父の家がある山口市へと向かった。

 

 

途中、周南市にある湯野温泉に立ち寄った。湯野温泉は従兄弟家族のお気に入りらしく、頻繁に来るらしい。湯は硫黄の匂いが立ち上り、いかにも体に良さそうだ。

洗い場のシャワーからも硫黄の匂いのするお湯が出てくるのには驚いた。さぞ潤沢に湯が湧いているのだろう。

 

最近、寒くなってきたせいか露天風呂も熱めの温度設定になっており、気持ちよかった。すでに日が暮れていて露天風呂から眺めた外周辺は薄暗かったが、近くには川が流れているらしく水のせせらぎも聞こえた。

 

浴場では、伯父と話をした。

できることなら、せっかくの温泉を一人でしっぽり味わいたかったのだが、伯父のお説教タイムが始まってしまった。

 

説教とは言っても叱責されたわけではない。前の仕事がどんな感じだったかを聞かれたり、伯父自身の苦労話を聞いただけだ。しかし、今はどうも心が荒んでしまっているので、あまり素直に聞き留めることができなかった。

 

「元気を出すことが大事だ」と言ってくれていたけど、むしろ抵抗感すら抱いてしまった。何せ前の職場では「元気出せ」と散々言われていたから、今となってはトラウマのようなものすら感じてしまう。

 

 とはいえ、従兄弟が営業担当して活躍している話も聞いたので、おそらく劣等感だとか逃げたことに対する後ろめたさを感じただけかもしれない。

結局のところ、耳が痛かっただけなのだろう。

 

その後ラーメンを食べ、無事に伯父の家に到着した。

 

三日目~山口市内観光~

三日目は午前中だけ、簡単に山口市内を伯母とともに観光した。

夕方にバイクの教習予約を入れてしまっていたので、昼には新幹線に乗って家に帰らなくてはならなかったのだ。

 

朝の9時半に伯父の家を出て、まずは菜香亭という所に行った。

f:id:udzulla:20181212175812j:plain

山口って本当に有名人が多いんだな。

中には、現首相の安倍総理田中角栄井上馨といった著名人の書が展示されており、案内人の人が簡単に館内を案内してくれた。

 

実際に田中角栄が気に入って座っていたという椅子も置いてあり、そこから眺める庭園は確かにきれいだった。入館料100円というのもお手頃価格である。

 

ここはもともと料亭だったらしい。大政奉還された二条城のような広い畳の部屋に、著名人の書がたくさん並べられていた。みんな達筆すぎて上手なのかどうかも判断できなかったが。

 

その後、瑠璃光寺に行った。あまり知らなかったのだが、帰宅後パンフレットなどを見るに人気観光地らしかった。

 

実際「ただのローカル寺だろう」と見くびっていたのだが、境内にそびえ立つ五重塔の壮大さには感動させられた。けっこう立派な塔である。

近くの池も相まって、心洗われる景色が広がっている。

f:id:udzulla:20181212181126j:plain

塔に水面の反射が映って美しい景観。

塔の周囲をぐるりと回り、お堂へと向かった。お寺は往々にして金を取るので、ここでも入館料を幾ばかりか取られるだろうと思っていたのだが、なんとタダ。

タダでこの景色が見られるとは太っ腹である。

f:id:udzulla:20181212184014j:plain

仏様に参拝。

お堂を参拝したあと、園内をぶらぶら。

サルスベリに松が合体している奇妙な木を見つけた。最初は接ぎ木しているのかと思ったが、サルスベリの中から松が生えている様子。

 

寄生虫みたいでエゲツない松だなと思っていると、清掃員らしきおじさんが話し掛けてきた。おじさんによると、サルスベリは空洞ができやすい木らしく、その空洞に松の種が入り込んだのではないか、ということだった。

 

不思議なことがあるものだなあ。

 

おじさんに別れを告げ、さらに奥に進むと今度は「うぐいす張りの石畳」というを発見した。

毛利家の墓の前に石畳があるのだが、そこで手を叩くとウグイスの鳴き声が聞こえるというものだった。

 

実際、手を叩いてみると自分の手の音と一緒に「ビビっ」という音が帰ってくる。

あまりウグイスの鳴き声には聞こえないのだが。音の鳴らし方が悪いのだろうか。

 

そのとき、清掃員おじさん再び登場。わざわざ我々に追い付いてきて説明してくれた。

おじさんによると、石畳の先にある階段に音がぶつかり、それぞれの段でタイムラグを生じて音が返ってくるので、不思議な音が聞こえるとのことだった。

この現象は山口大学でも解析されたらしい。

 

それにしても、今回の旅では、おじさんによく解説される。知識が増えて良いことではあるけれど。

 

 

その後、骨折治療で入院している従兄弟に見舞いをしに行った。状況がよく分からないが、腕相撲をして複雑骨折してしまったのだそうだ。

 

とはいえ、久しぶりの再開である。5年ぶりくらいだろうか。

今まで歳の離れた伯父や伯母と話していたこともあって、歳の近い従兄弟とはわりと話が弾んだ。

 

実現するかどうかは分からないが、スノボに行く約束もした。行けるといいな。

岩国の石人形資料館で購入していたお守りを渡し、病院を後にした。

 

家に帰るべく新山口駅に到着。

伯母と一緒に瓦そばというものを食べた。実際には下関の名物らしいが、軽く焦げ付いたそばが香ばしく、皿うどんを食べているようで美味しかった。

 

今回は、色々と知識を得られたしグルメ旅もできたので上々である。

 

 

その後、新幹線の切符を購入し帰宅。バイクの教習を入れてしまっていたのは少々もったいなかった気もするが、次回また遊びに来る口実になるので良しとしよう。

 

 

 

今回の旅では多少なりとも気分転換ができたように思う。しかし、三ヶ月にも及ぶ引きこもり生活が災いしてか、自分の中で他人との関わり方に変化が生じつつあるのも感じた。

 

親戚の伯父・伯母ということもあり緊張してしまっていただけかもしれないが、いまいち他人との距離感の掴みかたを測りかねている自分を自覚してしまう旅でもあった。

 

それにしても、どうにも鬱っぽい記事になってしまうなあ。