ゆとり世代のボッチが送るお気楽生活日記。

ぼっちの気まぐれ紀行

ゆとり世代のコミュ症が綴るお気楽日記

家族と高知観光に行きました。

地元に帰ってきて2週間が経ったわけだが、山口で働くことが決まり早くも出発の日が近づいてきた。

 

 

今週は、二輪免許の取得に奮闘したり市役所やハローワークに行って諸々の手続きを済ませたりして、出発への準備を進めた。基本的な事務手続きは終えたと言える。

 

しかし、どうしても一つやり残したことがあった。

 

高知観光だ。

 

 

一年半前の話。

前の職場(印刷会社)に本を出版したいというお客さんが来た。

その件の担当になった上司とお客さんとの打ち合わせには、当時研修中だった自分も同席。名刺交換をした。

 

そのお客さん、もといオジさんの素性はいまいち分からなかったのだけれど、もらった名刺の肩書きにはフォトジャーナリストと書いてあって、高知の観光大使も務めているそうだった。

 

もらった名刺は高知県外に住む人が使える施設無料券になっていて、名刺の裏には今年の3月まで使えると書かれていた。

 

せっかくタダ券をもらったのだから、使わずにはいられない。

 

しかし、いつか行きたいとは思いつつも、いつもの後回し性により行けずじまいになってしまっていた。

 

そして、使用期日ぎりぎりになったいま。タダ券をゴミにするのは嫌だったし、高知には前々から行ってみたかったので、家族を説得してやっと行くことになった。

 

 

最初は、山口出発の準備で時間がないことや冬はオフシーズンであることもあって、家族は賛成してくれなかった。

 

しかし、山口行きが決まっていて当分は一緒にいられないことを考えてか、何とか賛同を得ることができた。

 

 

高知には連休初日の2月9日に向かった。

7:30頃に家を出て高知には11:00前に到着した。父親の運転で淡路島を経由して行き、約3時間半かかった。

 

まず向かったのは高知城

天守閣が残っている12のお城の1つで、石垣に雨樋があったり忍び返しがあったりと他の城では見られないものを見ることができる。

城の中腹には梅の庭園のようなものがあって、きれいに枝垂れた梅の花が咲いていた。思いのほか、ちょうど良い時期にきた。

 

オフシーズンであることもあって、観光客は少なくゆっくりと回ることもできた。

 

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高知城の最上階は屋外に出られるようになっていて、城下をぐるりと見渡すことができる。

くもり空だったせいか、あまり景色が良いとは感じなかったが、昔は殿様しか見られなかった景色だということを考えると贅沢な気分になれる。

 

城内では、四国の戦国大名・長宗我部氏や幕藩体制下での将軍家・山内氏について学べる展示がされている。

今まで四国の歴史についてあまり知識はなかったので、今回の観光を通していろいろと学べたのでよかった。

 

城を出たあとは、ひろめ市場というところで名物の鰹のタタキを食べた。高知では塩で食べるらしく、タタキの上に粗塩がのった寿司を食べた。

 

久し振りにクジラの竜田揚げなども食べてみた。高知では昔からクジラ漁が有名らしい。

しかし、あいにくクジラ肉が好きな方でもないせいか、あまり美味しいとは感じなかった。

 

 

駐車場に戻り車を出すと、今度は桂浜に向かった。

 

途中、日本三大ガッカリ名所としても有名な「はりまや橋」を見に少し遠回りした。

はりまや橋は童謡か何かで有名らしい。

 

事前にネットで調べたら名所として出てきたので一目見ておこうと思ったものの、たしかにガッカリ名所であることは否定できないと思った。まあ、期待していた訳でもないから、ガッカリはしなかったけど。

 

それよりも、レトロな雰囲気の路面電車のほうが少し感動した。

 

 

20分ほど車を走らせ、桂浜に着いた。

 

桂浜の近くには、かの有名な坂本龍馬像のほかに、坂本龍馬記念館もある。

去年の春にリニューアルオープンしており、行きたかった場所だ。

 

記念館に着いたときは駐車場がいっぱいで先に桂浜へ行くことにした。

しかし、浜からは記念館への無料送迎タクシーが出ていたので、車を浜辺の駐車場に置いて、先に記念館へ向かった。

 

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記念館には龍馬が書いた手紙や、彼にゆかりのある資料が展示されていた。

全部の資料を一言一句読んだわけではないけど、それでも見学にすごく時間が掛かった。

 

歴史にさほど興味のない父親と妹はドンドン進んで行ってしまったが、読めば読むほど面白かったので、ついつい時間を忘れて見入ってしまった。

 

館内にはジョン万次郎についての展示物もあり、彼の生涯についていろいろと知ることができた。

つい夢中になり、閉館時間ぎりぎりまで滞在してしまった。

 

 

記念館を出ると桂浜に向かった。歩いても5分ほどで着く。

記念館は山の上にあるので行きは車がないと辛いが、浜へは下り坂なので楽だ。

 

記念館で時間を費やしてしまったせいで、桂浜での滞在時間はあまり長くはなかったものの、初めて見た(と思う)太平洋は壮観だった。

 

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地元では島々が浮かぶ瀬戸内海を見慣れているので、だだっ広い太平洋には感動したし、あまりの果てしなさに恐怖感のようなものすら感じた。

 

そして、龍馬じゃないけど、この先に広い世界が広がっているのだなと感じた。

 

土産店にはあまり寄れなかったけど、地元の店員さん同士で、理由表現の「〜から」を「〜やき」と話しているのを聞いた。

大河ドラマとかで聞いたことのある土佐弁のイメージと同じで少し感動した。

 

 

そのあと帰途についたわけだが、今回の旅で四国は全制覇したことになる。これで、当分心残りはあるまい。

 

とはいえ、関西にだってまだまだ行きたいところはある。まだ京都も超有名どころしか行けてないし、鉄道博物館や二条城も行きたい。

この2週間のうちに行こうと思っていたのに。

 

しかし、急ぐことはあるまい。今回の高知観光は別として、どうしても今行かないといけない理由はない。

 

いつ何があるか分からないから、あまりグズグズもしていられないけど、生き急ぐ必要もない。またのお楽しみとして、今度ゆっくり回ることにしよう。

 

 

場合によっては、家族4人で旅行するのは今回で最後かもしれない。

 

以前、一緒に旅行へ行ける人が家族くらいしかいないことを恥ずかしく思ったこともあったが、そんなことはない。

自分には友達は多くいないが、家族がいる。

 

決して完璧な家族ではないけれど、今こうして一緒に旅行へ来られていることを誇りに思いたい。

 

また一緒にどこかへ行きたいと思う。