ゆとり世代のボッチが送るお気楽生活日記。

ぼっちの気まぐれ紀行

ゆとり世代のコミュ症が綴るお気楽日記

《新章開幕》山口への旅立ち

ついにこの日が来てしまった。

 

4か月にも及んだニート生活(3週間だけフリーター)に終止符が今日で打たれることになる。

 

 

正直言って、いまだに後悔している部分がある。

母親や妹のゴリ押しによって、半ば不承不承で山口行きを決めてしまったいま、自分の直感を信じないままで良かったのかすごく不安だ。

 

はっきり言って、早くも地元に帰りたいまである。

 

しかし、働くと言ってしまった以上、少なからずしばらくは頑張るしかないのだろう。非常に面倒くさいが仕方ない。

 

 

山口へは18時頃に着いた。

ひとまず新幹線で広島へと向かった。

 

この連休に伯父夫婦は、広島に住む祖父母の家に帰省しているというので、そこで落ち合うことになっていたからだ。

 

昼前に広島へ到着し、祖父母と一緒に昼食を食べた。

食後しばらくダラけていると、祖父母の家に叔父がきた。

 

感が鋭い人は気付くかもしれないが、伯父ではなく叔父だ。決して誤植などではない。

つまり、母親の弟が来た。

 

近くに住む叔父は祖父母に何か話があったらしく小学4年生の息子、自分にとっての従兄弟も連れてきていた。

 

この従兄弟とは昨年末にも会っていていろいろと話したのだが、今回は何となくよそよそしい印象を受けた。

 

彼にとって関西に住む従兄弟と山口の伯父家族という組み合わせが不思議で戸惑わせてしまったのかもしれない。

 

でも、もしかしたら彼も成長したのだろうか。

短期間のうちに大人のような落ち着いた雰囲気が出てきた彼にほんの少し寂しさを感じた。

 

そうは言いつつも、自分にしては珍しく話しかけたおかげで、多少会話することができた。

 

今まで話しかけることに少し抵抗があったし、言葉を発することは自己中心的だという捻くれた考えを持っていたわけだが、会話はお互いの「話す意志」があふことで成立するのかもしれないと感じた。

 

どちらかが一方的に話しかけていると、迷惑がっているのではないかと不安を感じてしまうからだ。

 

今まで自分は会話の受身ばかりだったから、ある意味では怠慢だったかもしれない。

だからこそ、友達ともあまり深く付き合えなかったのかもしれない。

 

そんな考えを抱いた。

 

 

そうは言いつつも、やはり他人との会話には少し抵抗がある。

今回は自発的に話しかけたが、やはり他人との会話では自分の殻に引きこもる癖がなかなか治りそうもない。

 

 

山口へは夕方頃に向かった。

伯父の車に乗り込んだ3時間に到着した山口では、5歳上の従兄弟やペットの犬が歓迎してくれた。

 

「またもここに戻ってきてしまったのか」と、地元での2週間が幻想だったようにすら感じた。

 

 

今までずっと地元で暮らしてきたが、初めて親元から離れた所で過ごすことになる。一人暮らしを始めるのも、そう遠くはないだろう。

 

24歳にして今さらといった感じだが、何はともあれ新展開だ。

 

この先、いつまで山口に留まるのかは分からないが、適度に心の殻を保ちながらボチボチ頑張ろうと思う。