ゆとり世代のボッチが送るお気楽生活日記。

ぼっちの気まぐれ紀行

ゆとり世代のコミュ症が綴るお気楽日記

GW九州一周 珍道中!〈2日目〉

前日に引き続き、寒さに震えながらの夜を過ごしたので、ほとんど夜明けに近い早朝に活動を開始した。

 

九州旅行2日目に巡る最初の目的地へは、昨晩のうちに近くまで来ていたので、10分ほど車を走らせるとすぐ到着した。

 

大分観光!

1. ヘビン湯(6:00頃)

事前にグーグルマップで調べてみると、別府市街地から少し外れた山間に雰囲気の良さそうな温泉をいくつか見つけたので、行ってみることにした。

 

最初に向かったのは鍋山温泉というところ。

街を抜け山の方へ上っていくのだが、なかなかの秘境っぷり。道は舗装されておらず、砂利道が続く。

 

道幅は車一台しか通れないほど狭く、それにも関わらずガードレールの類はない。

気付けばかなり高い標高まで来ており、滑落したら確実に死ねる。

 

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そうは言っても一晩中、寒さに震えていたので早く温かい温泉で身体を温めたいと思い先を急ぐ。

 

 

しばらく山を上っていくと森の中に入っていき、やがて少し開けた場所に着いた。

 

やっと温かい湯に浸かれる!と思い、車をそこに停める。

その瞬間、何かしらの注意書きがされた看板を見つけた。見つけてしまった。

 

恐る恐る看板まで近づくと、そこには立ち入り禁止の文字が…。

入口付近には、フェンスまで設置されている。

 

フェンス脇から入れなくもないが、侵入したら通報するとの注意書きもされている。

さすがに、お縄になるのはご免だ。

 

非常に残念だが断念。

仕方なく、来た道を引き返すことにした。

 

 

意気消沈しつつ次に向かったのは、そこから割とすぐ近くにあるヘビン湯という温泉。

 

道自体は山々に囲まれたなかなか良さそうな雰囲気だ。

空き地に車を停め、道の脇から川辺に向かって下りていく。

 

 

少し歩くと、あったあった!

橋を渡った小川の横に、小屋と湯気を纏う露天風呂を見つけた。

 

今度は無事、入浴できそうだ。

 

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この温泉は野湯なので入湯料はタダ!

 

その代わり、脱衣小屋こそあるものの、シャワーの類は無く湯船には砂や落ち葉が溜まりまくっている。

一応、洗面器は置いてある。

 

しかし、最低限の整備はされているらしく不衛生な印象は受けない。

 

浴槽も、温泉が湧き出す上流から下流にかけて4つ設置されており、それぞれ温度が違うので自分に合った温泉を楽しめる。

一つ一つの浴槽は2〜3人が入れるくらいの広さ。

 

周りは木々に囲まれていて、鳥のさえずりや川のせせらぎの音を聞きながら湯に浸かれる。

風呂の傍には湯気で暖かいせいかシダも生えていて、自然の中にどっぷりと浸っている雰囲気を味わえる。

 

造花などではなく、生花をそばに眺めながら浸かる風呂は格別。

いつまでも居たい感じだ。

 

あれほど寒さに震えた朝の冷気も、今や気持ちいい。

 

 

ヘビン湯だなんて変な名前だなと思っていたが、掛け看板を見るに正式名称は「蛇の湯」というらしい。

たぶん訛ったのだろう。撥音便ってやつかな。

 

蛇も浸かりにくるのかどうかよく分からないけど、入浴中に出会いたくはない。実際のところ、山奥なので出くわしそうではある。

 

 

訪ねてくる人もチラホラいて、何人かと雑談をした。近くにある面白そうな温泉を聞くなどしたのだが、その中で非常に有益な情報を得られた!

 

先ほど断念した鍋山温泉についてである。

 

そろそろ帰ろうかとした時に、地元のおじさんがやってきた。

適当に世間話をしている中で、鍋山温泉についての話になった。

入浴を断念して引き返した話をすると、おじさん曰く、行き道にいる温泉管理人のお爺さんに一言声をかければ入浴できるのだそうだ。

 

めちゃくちゃラッキー情報である。

危うく諦めて帰るところだった!

 

おじさんが情報をくれたことに感謝し、さっそく鍋山温泉へと向かった。

 

 

2. 鍋山温泉(7:40頃)

道を少し戻って先ほど諦めて下りてきた山道を再び上り、改めて鍋山温泉へ。

途中、おじさんの情報通り、道の脇にお爺さんが車内で待機していたので一言声をかけて向かった。

 

 

フェンス前の駐車場に着くと、すでに2、3台ほど車が停まっている。

 

ちょうど、温泉から戻ってきた人がいたので改めて情報を得る。

今から入浴するという人もいたので、一緒に向かうことにした。

 

車から降りてフェンス脇を抜け、砂利道をしばらく歩くと、遠くに湯気が上がっているのが見えてきた。

辺りには硫黄臭も漂う。

 

その湯気を頼りに土手を上がっていくと、岩に囲まれた温泉をついに発見!

 

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こちらの温泉はもはや脱衣所はなく、風呂の周りに木の板が置かれているだけである。

掛け湯用なのか洗面器はここにも置いてあった。なぜか、洗面器には「鍋温泉」と書かれていたが。

 

温泉は浴槽のすぐ近くで湧いていた。

石製のミニ祠と割合大きめの岩があって、その裏から泥とともに湧き出している。

 

 

浴槽は2つ。少し温度が違う。

周りの岩に服を置いて、いざ入浴。

 

ネットで得た情報だと、泥湯だというので期待していたのだが、湯船の底はコンクリートで固められておりカチコチ。少し残念。

 

しかし、先ほどのヘビン湯とはまた違った周りの荒廃ぶりもまた良い。

 

硫黄ガスによるものなのか、周囲には植物があまり生えておらず、そのおかげで湯船の中には落ち葉などのゴミが少ない。

 

温泉自体は若干の硫黄の匂いがして、温度もちょうど良い。

 

 

一緒に鍋山温泉に向かった人と話す中で、他の温泉についての情報を得ることができた。

そこにも行ってみたいので、ここでは少し早めに温泉から上がった。

 

近くを散策してみると、温泉こそ湧いていないものの、窪んだ箇所から湯気だかガスだかが吹き出していて、地獄感の漂うなかなかに面白いところだった。

 

 

3.血の池地獄めぐり(8:40頃)

山を下りて、今度は定番・地獄めぐり!

しかし、そうは言っても全箇所回ってはいられないので、目玉スポットである血の池地獄だけを観て回ることにした。

 

10年ほど前に家族旅行で来たことはあるのだけれど、その記憶は薄れつつあったので復習にもなった。

 

 

街中に出ると、あちこちで側溝のような所から湯気が立ち昇っており、まさしく別府らしい光景が広がる。

 

 

しばらくして、血の池地獄に到着したので車を降りると、案の定の人気っぷり。

 

入場券を購入すると、血の池地獄の写真が載ったポストカードをもらった。

実物よりも赤色が誇張されているようにも思えるが、綺麗なので良しとしよう。

 

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温泉の近くに寄って中を覗いてみると、湯自体が赤いのではなく底に溜まった泥のせいで赤く見えているらしい。

 

 

せっかくなので、温泉から立ち昇っている湯気を嗅いでみた。

 

先ほど行った野湯では硫黄臭を感じたが、ここでは臭わない。ただの湯気だ。

わりと近くなのに、湧き出している湯の成分が違うらしい。

 

 

場内には足湯もあったので少し入ってみた。

血の池地獄自体には熱湯注意の看板があったが、足湯は全然熱くない。

おそらく子どもも楽しめるように温度設定してあるのだろう。

 

実際、カップルから老夫婦、家族連れまで色んな人たちが観光に来ていた。

 

自分たちも場内を歩き回ったり土産店を物色したりして、ささやかな地獄巡りを楽しんだ。

 

 

4.鶴の湯(9:30頃)

地獄巡りはそこそこに、我々は引き続き野湯巡り。

 

先ほど、鍋山温泉やヘビン湯に向かう山道を登っているときに別の温泉を上から発見したので行ってみることにした。

ヘビン湯で出会った人の情報によると、白濁した温泉なのだそうだ。

 

街から少し離れ、再び山に向かって上がっていく。上がると言っても、坂を上る程度だ。

 

しかし、なかなかに狭くて分かりづらい道を進んでいく。

グーグルマップを使って向かっているのだが、思わず疑いたくなる。

 

しばらく行くと、墓地に出た。

グーグル先生はその脇を行けと言う。

正気ですか⁉︎グーグル先生!!

 

いくら何でも嘘やろと半信半疑ながら、とりあえず言われた通りに進んでいくと、墓地の最奥部にあるロータリーに到着。

行き止まりやん!と思った束の間、壁に貼り紙を発見。

 

「夜の温泉へは、危険なので女性や子どもは立ち入らないように」

 

ということは、この近くに温泉が…?

車を降りてグーグルマップを頼りに、さらに奥へと進む。

 

墓地の脇を抜けて野道を少し歩いていく。

すると、確かに温泉を発見!

さすがはグーグル先生!!失礼しました。

 

なぜこんな所に…。

グーグルマップでも無ければ絶対に辿り着けそうもない。

 

 

鶴乃湯は、鍋山温泉やヘビン湯などの野湯に比べると、かなり整備されている様子。利用客が沢山いて、管理人も常駐しているようだ。

脱衣所や洗面器も完備してある。シャワーはさすがに無いが。

 

風呂も大きな石垣で組まれており、かなりのキレイ系野湯。

情報通りお湯は白濁しており、浴槽もそれが着色しているのか白いので、何となく清潔感があるような印象を受ける。もちろん、落ち葉などのゴミは浴槽内にはない。

 

周りは阿蘇の山に囲まれており、温泉自体はその谷間のような所にある。

辺りには小さい草花が生えており、大きな樹木はあまり見られない。

 

温泉は、ほんの少し熱いくらいで個人的にはちょうど良い。陽もかなり上がってきて、そよ風が気持ち良い。

 

居心地は抜群だ。

あわよくば、ずっとこの温泉で出たり入ったりし続けたい。

 

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先ほど鍋山温泉で出会った人とも再び遭遇し、少し話をした。

阿蘇の自然を感じながら、暫くのんびりとした時間を過ごす。

 

 

いつまでも浸かっていたいが、そういう訳にもいかないので、適当なところで上がることにした。

 

「温泉から上がる時は、タオルで体を拭くよりも自然乾燥させるに限る」

と言ってゆったりと出て行くオジさんがいて、すごく羨ましく感じた。

 

しかし、自分たちには時間がない。

一箇所に留まってしまうと、次に行く所で時間が割けなくなるからだ。

仕方なくタオルで体を拭いて上がる。

 

 

風呂のすぐ脇には柄杓が置いてあって、源泉を飲めるようになっている。

折角なので飲んでみることにした。

 

…うげっ、まずい。

硫黄成分が入っており、とても飲めたものではない。

身体には良いのかもしれないが、ほんの一口だけ飲んで柄杓をそっと元の場所に戻した。

 

5.ガニ湯うどんを食す(12:30頃)

渋滞する峠を越えて、次はガニ湯温泉へ向かう。

鍋山温泉と鶴の湯で出会った人から教えてもらった所である。

 

それにしても、今日はよく温泉に入る。そのうち、両生類になってしまうんじゃないかってレベル。

 

 

到着した頃にはちょうど昼になったので、先に昼食をとることにした。

 

入ったのは「天風庵」というお店。

何やら「ガニ湯うどん」というメニューが名物らしい。さっそくそれを注文。

加えて、エノハという謎の魚も売り出されていたので、その刺身も一品注文した。

 

しばらく待っていると、料理が出てきた。

 

エノハというのは九州方言で、ヤマメのことらしい。音の響きが「エホバ」っぽく思えてミステリアスな魚という印象を受けたのだが、思いのほか庶民的な魚であった。

 

そうは言っても、なかなか普段食べられる魚ではない。

身はプリプリとしていて歯ごたえがある。美味しい。

 

骨や皮、お頭も天ぷらとして出てくるので、ヤマメを丸ごと存分に味わうことができた。

 

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続いては、ガニ湯うどん。

うどんの中に、カニの脱皮の天ぷらが丸々入っている。言ってしまえば、カニの抜け殻。

なぜ、そんなものを食べようと思った…?なかなか個性的な料理である。

 

しかし、味は美味しい。

天ぷらにも出汁がよく染みている。

蟹の脱皮なんて初めて食べた。皮だからか、あまり蟹の香りは感じない。

 

単品を頼んだのだが、意外に量がある。

お腹いっぱいになった。

 

蟹の脱皮自体は、近くの養殖場から仕入れているのだそうだ。

脱皮を仕入れるだなんて、少し滑稽に感じた。

 

 

ここでしか食べられないだろう個性的な料理を堪能できて、非常に満足だ。

 

 

6.長湯温泉ガニ湯(13:00頃)

目的のガニ湯は天風庵から歩いてすぐのところにあった。

 

小川に掛かる橋の脇から下りて、芹川の河原沿いにガニ湯を見つけた。

 

これはヤバイ。

温泉街の中心を流れる川のすぐ側に浴槽が鎮座している。いくら何でも恥ずかしすぎる。人通りも多い。

 

昔は橋の下に脱衣所が設置されていたようだが、今となっては撤去されている様子。

 

加えて、近くには川遊びを楽しむ幼い姉妹の家族が…。

さすがに、ここで裸になるのはまずいだろう。

 

仕方がないので、ここでは足湯をするだけに留めた。

お湯は鉄分が含まれているのかオレンジ色に濁っていて、温度はぬるめ。

 

少し曇ってきたし、足湯で正解だったかもしれない。裸で入っていたら、たぶん寒い。

 

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頭上にはためく鯉のぼりを眺めつつ足湯するものの、いまいち落ち着かないので、わりと直ぐに出てしまった。

 

一般的には入らないのかもしれない。少なくとも最近は。

鍋山温泉で出会ったオジさんは、果たしてどの様にこの温泉を楽しんだのだろう…。

 

しかし、それでも個性的な温泉に入られたことは良かったと思う。

 

 

次の目的地に向かう道中、くずろ谷湧水という湧き水を見つけたので、そこで水をペットボトルに詰め、先に進んだ。

 

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7.原尻の滝(13:30頃)

次に向かったのは、「東洋のナイアガラ」という異名を持つ原尻の滝。

その名の通り、ナイアガラの滝のように崖からカーテンのように水が流れ落ちてくる。

 

阿蘇山の噴火で引き起こされた火災流によってできたらしい。

 

谷には吊り橋が掛かっていて、滝を正面から眺めることができる。

その名も滝見橋。そのまんまである。

 

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まずは、その橋を渡ってみることにした。

それなりには、頑丈に作られてはいるものの人が乗りすぎているせいか、ものすごく揺れる。

 誰かがわざと揺らしているのだろうか。

 

渡りはじめた時はそうでもなかったが、中央部まで来るとあまりに揺れるので、思わず両方の手すりを手繰りながら渡った。

もともとが高所恐怖症なので少し怖い。

危うく、吊り橋効果で後輩くんにドキドキしてしまうところだった。

 

 

渡りきってしまうと、そこには麦畑が広がっていた。ビールになるらしい。

 

頭上には鯉のぼりが飾られており、神社も立っているので日本の原風景って感じだ。

 

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滝のそばまで行くと、後輩くんが持ってきたドローンを飛ばして上空から写真を撮りはじめた。

迫力ある写真とまではいかないものの、普通では見られない角度での撮影によって面白い写真を見せてもらった。

 

せっかくなので操縦させてもらおうかと思ったが、値段を聞いてやめた。20万ほどするらしい。

 

万が一、滝壺に落としてしまったことを考えると、とても借りられない。後輩の持ち物とは言え、さすがにジャイアン的思想にはなれなかった。

 

 

滝の周囲を回った後、今度は河原に下りて滝を下から眺めることにした。

滝に最も近づける河原の先端まで行くと、少し水しぶきが飛んでくる。

 

視野の中で、ぐるっと囲むように滝が流れ落ちてくるので、なかなか不思議な光景だ。

 

規模は全然違うのだろうけど、ナイアガラを疑似体験することができた。

 

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宮崎観光!

1.トンネルの駅(15:30頃)

ついに宮崎の地へ足を踏み入れ、今回の旅で行ってみたかった高千穂へと向かう。

 

その道中、面白そうな所を見つけたので休憩がてら立ち寄ることにした。

 

道の駅かと思いきや、トンネルの駅。

なんだそりゃ。

 

 

駐車場に車を停め、建物の方に歩いていくと小さな滝があり、すぐ傍の甕には「天孫降臨」と書かれている。かの高千穂の峰から流れてきているらしい。

なるほど、超神水か。

 

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宣伝文句にしているマイナスイオンを軽く浴び、さらに奥へ進むとトンネルを見つけた。

わざわざ観光地にするほど有名なトンネルなのだろうか。

 

トンネル自体は道路にあるものと比べても遜色ないほど大きい。しかし、実際に車が通っている気配はない。

入口周辺には通行人しかおらず、鉱山のようにも思える。一体、何のトンネルなのだろう。

 

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入口まで近づくと立て看板を発見。さっそく読んでみる。

 

 

このトンネルはどうやら、どこにも通じてないらしい。つまり、行き止まりだ。

 

昭和の終わりに、延岡と熊本を結ぶ鉄道トンネルを造る工事をしていたのだが、あまりに難航したので断念したのだそうだ。

 

現在は、トンネル内の気温が一定なのを利用して焼酎の貯蔵庫として活用されているらしい。

 

トンネルの中には、酒樽が奥の方までズラーッと並べられている。その全長、約1km。

さすがに、奥までは行ってられないので入口から数メートル先で引き返した。

 

 

外の気候自体が穏やかなのでトンネル内部の気温が取り立てて過ごしやすいとかはないのだが、たしかに真冬や真夏には快適そうだ。

 

利用方法としては、かなり合理的だ。

実際、1kmも掘り進んでおいて放置するのはもったいない。

思いがけず、面白い所に立ち寄れた。

 

駐車場の脇には蒸気機関車なども展示されていて、ちょうど良い休憩ができた。

 

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2.高千穂神社(16:00頃)

宮崎最初の観光目的地に到着。

まずは、高千穂神社へと向かう。

 

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あまり広い境内ではない印象だが、大きな神木やパワーストーンなどがあって霊験あらたかな雰囲気が周囲を包む。

 

拝殿の隣には、神楽殿があって毎晩2回ほど公演されているのだそうだ。

建物の入口にいたオバちゃんが超早口で色々と教えてくれた。親切なのかビジネスライクなのかよく分からん。

 

神楽はぜひとも見てみたいが、開始時間が20時とからしい。

先に進めないので、泣く泣く断念。

 

 

拝殿を挟んで反対側には、夫婦杉が神木として祀られていた。

 

夫婦杉は自分たちに関係ないと思ったが、友だち同士でも手を繋いで3周回れば、より絆が深まるのだという。

 

へー…。

 

さすがに男同士で手を繋いで歩くのは気が引けるので、お互い何も言わずにここはスルー。

とりあえず、側にあった巨木にペタペタ手を当てて、生命エネルギーをもらい受けた。

 

かなり分かりにくいが、源頼朝が奉納したという鉄製の狛犬も社の中にある。

それを探してみるのも、ある意味面白いかもしれない。隠れミッキー的な。

 

 

3.高千穂峡(16:30頃)

次に向かうは、宮崎の一大観光名所・高千穂峡

高千穂神社からすぐ近くにある。

 

しかし、車が多くてなかなか停められない。神社周辺を2回も3回も行き来して、ようやく車を停めることができた。

しかも、高千穂峡から全然近くない。

 

駐車場から10分ほど歩いて、やっと入口までたどり着いた。

 

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想像以上に渓谷が深い。

川の流れる部分だけ、ひたすら地面から削り取られたように深い崖になっている。

 

途中、槍飛橋という場所を通った。

昔、敵に追い込まれた戦国武士が槍を使って、その崖を渡ろうとしたのだそうだ。

 

少し覗いてみたが、すごく怖い。

クレバスのような狭い崖ではあるが、飛び越えるには幅がある。もちろん、深さもあるので失敗したら一たまりもなさそうだ。

 

実際、失敗した兵士もいて向う岸にぶち当たったり、谷底に落ちたりしたらしい。一体、どうやって谷底から上がってくれば良いのだろう。

 

 

そんなことを考えながら先に進むと、かの有名な光景が見えてきた。

真名井の滝である。

 

滝の側には、よく写真で見るようにボートを漕いでいる人がたくさんいる。

あの写真は宣材写真だろうと思っていたので、意外と大勢の人がボートに乗っている光景に少し驚いた。いい値段するだろうに。

 

しかし、せっかく来たなら滝のすぐ近くまで行ってみたい気持ちは分かる。

迫力が違うらしい。

 

あわよくば自分もボートに乗ってみたいところだが、今日中に行きたい場所もまだあるので、ここでは断念した。

 

 

夕方にも関わらず観光客は多い。

さすが有名観光地って感じだ。

 

滝の奥には、おのころ島と名付けられた池や、小規模ではあるが他の滝もあった。

 

 

そろそろ暗くなってきたので、先を急ぐ。

 

土産店の近くにバス停があって、駐車場まで送ってくれるというので100円を払い乗車した。

 

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4.天岩戸神社(18:00頃)

高千穂神社に傘を忘れてしまったので取りに戻ったりしているうちに、すっかり時間を食ってしまった。

辺りはまあまあ薄暗い。

 

次に訪れたのは天岩戸神社

ここも来たかった場所である。

 

 

駐車場に車を停めると、さっそく大きな天狗みたいな像がお出迎え。岩を持ち上げている。

 

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天照大神を天岩戸から引きづり出したアメノタヂカラヲという神様らしい。

怒っているのか笑っているのか分からないが、強面である。

 

 

鳥居のそばには、土産店があった。

本来なら神社を参拝してから物色したいところだが、そろそろ閉まりそうなので先に軽く覗いてみることにした。

 

店員のおばちゃんと少し話をしてみると、自分たちの地元近くの出身らしい。

地元である兵庫県から何故に宮崎まで来たのかの身の上話や、この付近の名所についての話を聞くことができた。

 

そろそろ本格的に日が暮れてきたので、おばちゃんに別れを告げ先を急ぐ。

 

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鳥居をくぐり、いざ神話の舞台へ。

社には、皇室縁の神社らしく菊の紋章が刻まれている。奥には鏡が祀られていた。

 

後で知ったことだが、社の裏に行くと川を挟んで天岩戸が拝めるらしい。残念ながら時間が遅いので、そこへと続く門はすでに閉められている。

本当に残念。

 

 

境内を抜けて、すぐ近くにあるという天安河原を目指す。

天照大神が天岩戸の中に引きこもってしまった際に、どうやって外に出すか神様たちが話し合いをした場所なのだそうだ。てっきり、そこが天岩戸なのだと思っていた。

 

 

神社から5、10分ほど道路を歩き、今度は川に沿って遊歩道を進んでいく。

 

周囲の景色は、次第に鬱蒼とした森のような所へ変化。

夕闇も手伝ってか辺りは薄暗く、土産店のおばちゃんが言っていたように、若干薄気味悪い。

しかし、その分神域らしくもある。川の水も綺麗だ。

 

しばらく行くと、少し開けた場所に出た。ついに到着したようだ。

 

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洞窟内には小石が沢山積まれてあって、正直不気味である。執念深さを感じるほど、至る所に積まれている。

 

賽の河原積みかと思ったが、そうではないらしい。後で調べてみたら、ただ単に願掛けしているのだそうだ。

不気味さの正体は飽くなき人間の欲望だった。

 

そんなことを思いつつも、ちゃっかり自分もそこらに落ちていた小石を一つだけ拾って積まれた石の上に置いておいた。

 

 

こんな陰気な場所で会議して良案が出るとは思えないが、洞窟内は不気味さも相まって変な神々しさがある。

 

「畏れを感じる」

そんな表現が一番近いかもしれない。

 

 

洞窟内にも神様が祀られていたので、参拝した。

中はすでに暗闇に包まれており、写真を撮っても何も映らない。

 

日が落ちてきて洞窟の外も薄暗いが、観光客はちらほら来ている様子。

やはり人気の観光地ではあるらしい。

 

 

何はともあれ、今日中に行きたかった観光地を巡ることができた。

 

しばらく辺りを散策しつつ戻ることにした。

 

 

その道中、カフェを見つけた。

その名も「あまてらすの隠れテラス」。

なかなかに洒落た店名だ。

 

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少し小腹がすいていたので、オススメされた宮崎牛の焼肉ドッグを購入。

 

お持ち帰りでお願いしたので、テラスでしばらく待つ。川沿いに立っており、テラスで感じる風が心地よい。

 

焼肉ドッグを受け取り、駐車場へと戻った。

 

 

九州旅行2日目終了〜まさかの大げんか〜

駐車場に戻ると、案の定土産店は閉まっていた。

辺りはかなり暗くなってきたが、先ほど土産店のおばちゃんに付近の観光地を教わったので、ひとまずそこへ向かう。

 

焼肉ドッグを頬張りつつ、5分ほど車を走らせた。

 

 

訪れたのは、天岩戸神社の東本宮。

湧き水が流れ出しているのだそうだ。

 

すっかり日が暮れてしまったので、後輩くんは面倒くさいのか車の中で待っているという。

仕方がないので、懐中電灯片手に一人で参拝することにした。

 

途中までは灯籠に灯がともされていたのだが、社殿近くまで来ると明かりは無くなり真っ暗になってしまった。普通に怖い。

湧き水はその裏にあるというので、恐る恐る向かった。

 

闇夜を懐中電灯で照らしながら社殿の裏に回ると、確かに湧き水を発見。しかし、何だか気味が悪いので眺めるだけにした。

 

さらに奥へ行くと、七本杉というものがあるらしい。せっかくなので行ってみる。

 

…辿り着きはしたが、真っ暗で何も見えない。懐中電灯で照らすも、ぼんやりとシルエットが映るだけで、実際に何本生えているのかも分からない。

 

結果、ただの肝試しになってしまった。

 

車に引き返す途中、何かの気配が。

ぞっとしつつ、そちらを照らすとタヌキらしき動物が2匹いた。なんか癒された。

 

 

車に戻ると、後輩くんが待っている間に明日の予定を立ててくれていたらしい。

さっそく話を聞いてみる。

 

 

「明日は天気が悪いから、直接鹿児島へ向かう」

 

…うん?ちょっと待て。

 

宮崎には他にも観たい所はたくさんある。

鵜戸神宮にも行きたいし、鬼の洗濯板だって観てみたい。それを、天気が悪いからって理由だけで見逃せと言うのか?

 

 

彼が言うには、天気が悪いと観光地も自分自身もコンディションが悪いので、それなら最初から行くべきではないのだそうだ。それなら、移動時間に割けるべきだと。

 

 

個人的には、それには賛同できない。

雨が降っていたとしても、その観光地であることには変わりはないはずだし、天気の良し悪しでその価値を判断すべきではない。

雨という、その状況も受け入れて楽しめば良い。

 

 

価値観の相違である。

30分ほど話し合い、あるいは言い合ったが解決には至らなかった。

 

高校時代に出会ってから、初めてここまで口げんかをしたと思う。疲れのピークを迎えていたのかもしれない。

 

 

しばらくしてお互い落ち着いてきたので、ひとまず冷静に考えるべく風呂へ向かうことにした。

 

 

向かったのは、天岩戸温泉。

よくある一般的なキレイ系の温泉だ。

正直言って、名前のわりに面白い温泉ではなかった。

 

 

温泉に浸かりながら、明日の予定について解決の糸口を探ろうという話になっていたが、とても話す気にはなれなかった。

お互い一定の距離を保ちつつ、それぞれ黙って自分の考えに頭を巡らせた。

 

 

車に戻り、再び話し合い。

彼から、明日は別行動にしようという提案がなされた。

 

後輩くんは電車で先に鹿児島へ行き観光、こちらは車で宮崎観光するというものだ。

 

最初は心細さも相まって躊躇したが、考えが合わない以上、それが最善の策だという結果に至った。

特に仲直りをしたわけでもないが、とりあえずはひと段落ついた。

 

それに、そういう別行動の日があっても面白いかもしれない。

きっと、それはそれで新たな発見があるだろう。

 

 

今晩は、幸いにしてあまり寒くない。

南国・宮崎だからだろうか。

 

明日がどうなるかは分からないが、ひとまず眠りに就くことにした。

 

 

TO BE CONTINUED.