ゆとり世代のボッチが送るお気楽生活日記。

ぼっちの気まぐれ紀行

ゆとり世代のコミュ症が綴るお気楽日記

GW九州一周 珍道中!〈3日目〉

九州旅行も3日目。

幸いにして昨晩は寒さに震えることなく眠ることができた。さすがは南国、宮崎。

 

 

今日は、同行人の後輩くんとは午後から別行動になり、一人で宮崎の観光地を巡る予定になっている。どんな一日になるだろう。

 

昨晩は、つい後輩くんと言い合いになってしまったが、とりあえずは宮崎県内で一緒に周れる観光地へと向かった。

彼曰く、屋内の観光地なら構わないらしい。

 

 

続・宮崎観光!

1.西都原古墳(8:30頃)

車を停めさせてもらったコンビニから、しばらく車を走らせ西都原古墳という所に向かう。

 

正直、目的地を最初に聞いた時は

古墳…?という感想を抱いた。

 

しかし、初日に行った「慈恩の滝」のこともある。

騙されたと思って素直に従った方が良さそうだ。

 

 

一夜明けると、口喧嘩のわだかまりが多少は残っているとは言え、お互い元どおりに自然な会話をするようになっていた。わざわざ仲直り的なことは行なっていない。

かれこれ8年の付き合いだ。良かった良かった。

 

 

予報通り、天気はあまり良くないが海岸線を走るのは何となく良い。晴れていたら、さぞ気持ちが良いだろう。

あいにくの天気で、街路樹のヤシの木も妙に寒々しい印象を受けるが、南国らしい雰囲気を演出している。

 

 

山側へとハンドルを切りしばらく進んでいくと、古墳らしき丘が点在する開けた場所に到着した。

 

資料館もあるそうだが、まだ開館時間には早いので辺りを散策することにした。

 

 

最初に観たのは、鬼の窟古墳。

敷地内には、番号名しかないような古墳がたくさんあるのだが、その中でもここはちゃんとした固有名詞を持っており有名そうだったので寄ってみた。

 

路肩に車を停めて、近くまで行く。

周囲には大きな堤が築かれ、なかなか立派な古墳だ。「鬼の窟」という名前は、女神に恋した鬼が一夜で石窯を作ったという伝説に由来しているらしい。

 

 

雨が降ったり止んだりする中、辺りをぶらぶら散策しているうちに、観光案内所が開いたようなので、そちらに向かう。

 

そこには物産店もあって、地元の特産品はもちろん、古墳らしく埴輪が売られていた。どことなく愛嬌がある。

 

また、一風変わったデジタルサイネージも置かれていて、しばらく楽しめそうな感じだ。画面の前に立つと、それに反応して色んなことが起こる。

 

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館内には、簡易的な説明パネルもあって日本神話について学ぶことができた。

意外にも、日本神話と所縁のある古墳らしい。

 

観光案内所に向かうと、ボランティアのおばちゃんが西都原古墳についてあれこれ教えてくれた。

場内には皇室にも所縁のある古墳があるらしく、今でも新たに古墳が見つかっているそうだ。

 

おばちゃんによると、中を見学できる古墳があって、先ほど行った鬼の窟古墳も内部公開されているらしい。

さっきは早く来すぎたせいで、入れなかったようだ。

 

さっそく改めて向かってみる。

 

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復元ではあるそうだが内部は石垣で組まれており、いわゆる横穴式石室だ。

 

他にも13号墳という古墳内部にも入れるそうなので、中を見学した。

古墳の中には普通入れないので、復元とは言え貴重な体験をすることができた。

 

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そうこうしているうちに、資料館の開館時間になった。

 

資料館はなんと無料!

学ぶ意欲のある人に対して、なんとも優しい。

 

しかし、タダほど怖いものはない。

どうせ安かろう悪かろうなのだろう。

 

と思ったが予想に反して、建物はかなり立派。

内部の展示もかなり充実しており、すごく整備されている。

とても無料とは思えないハイ クオリティ。

 

パネルに書かれた文章も、どことなく小説チックでエモい。

館長が書いたそうだが、その言葉選びのセンスが実に小気味よい。

 

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しばらく展示物を見て回っていると、後輩くんが何やら学芸員に質問していた。

ややしてから、後輩くんが手招きしてきた。

 

そこから、怒涛の1時間!

学芸員のおばちゃんが、宮崎特有の古墳について、のべつ幕なし教えてくれた。

自分たちは興味があるので非常にありがたいが、若干の消化不良を起こすレベル。

 

とてもじゃないが、ここには書けないほどの知識を授けてくれた。というか、覚えきれない。

 

とりあえず、この古墳に代表される九州南部地方では、他の地域では見られない独特の古墳文化が花開いていたという知識を得た。

 

繰り返して言うが、この資料館の入館料は無料。

一般的な感覚で、1000円ほど掛かってもおかしくない程の知識量を得られた。

大満足。

 

 

帰りの売店で面白いガチャガチャを見つけたので、自分への土産として回してみた。

謎の宇宙人みたいなのをゲット。

 

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遮光器土偶とか一般的な埴輪とかもあったので、できればそういうのが良かったのだけれど…。

説明書きを読むに、これもそこそこ貴重な土偶で「縄文のヴィーナス」と呼ばれているそうなので、まあ良しとしよう。

 

 

あまりに資料館が充実していたせいで、出発する頃には昼を過ぎてしまった。

予定狂いまくりである。

 

とりあえず昼食を取るべく、宮崎市街へと向かった。

 

 

2.宮崎名物チキン南蛮を食す(14:30頃)

浴びるように膨大な知識を得たせいか、少し疲れてしまった。

 

宮崎市街に着いたのは、おやつの時間にも近い昼過ぎ。

せっかくなので、発祥の地だというチキン南蛮を食べることにした。

 

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料理が来るまでの間、久しぶりに店内に置いてあったテレビを見る。

新時代、令和に向けての特集がされていた。

 

気付けば、あと一日で平成が終わってしまう。

自分たちの青春時代とも言える平成が終わりを告げる。

なんだか不思議な感覚だ。

 

そのうちに、料理が来た。

 

美味しい。

美味しいのだが、けっこうボリューミーで正直辛い。

疲れた身体には、逆にしんどかった。

 

非常に残念なことだが、味を楽しむよりもいかに食べ尽くすかに終始してしまった。

 

どうやら、ここに来てどっと疲れが出てきたらしい。

 

 

3.滝の駅「関之尾滝」(16:30頃)

そろそろ、後輩くんとの別行動時間がやってきた。

予定では、近くの駅に彼を下ろし自分は一人で宮崎観光をすることになっている。

 

しかし、身体がとてつもなく重い。

心なしか頭も痛いし、何より眠い。

 

こんな状態で、ひとり車を運転できるだろうか。とても不安だ。

 

 

安全面から見ても、運転は自粛すべきだろう。

 

非常に残念だが、宮崎観光は諦めて後輩くんと共に鹿児島を目指すことにした。

妙に彼は得意顔だったが、こんな状態でもなければ是非とも宮崎観光をしたい。

 

悔しいが、彼に運転をしてもらって自分はしばらく休眠をとることにした。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

それから、どれくらい経っただろうか。車がどこかで停まった。

 

 

着いたのは、滝の駅。

昨日行った「トンネルの駅」に引き続き、またも不思議な休憩所だ。

もはや、○○の駅シリーズは何でもありだ。

 

 

どうやら、チキン南蛮の店を出てから一時間が経ったらしい。

少しは体力回復できたっぽい。

 

滝の駅というだけあって、近くには関之尾滝という滝があるらしいので、少し覗いてみることにした。

 

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雨が降っているせいか、けっこう迫力ある滝だ。

慈恩の滝と同じように、吊り橋が架けられていて正面から眺めることができる。

 

ただ、足元が滑りやすくもなっているので橋の途中まで行って引き返してきた。

 

一応、「日本の滝100選」に選ばれている程の名滝らしい。

滝の上流には、国の天然記念物に指定されている貴重な甌穴群があるのだそうだ。

 

 

雨やらマイナスイオンやらを浴びつつ、滝の駅にも寄ってみる。

何となく喉も渇いていたので、飲み物を購入した。

 

買ったのは日向夏ジュース。

おそらく、このまま鹿児島へと向かうだろうから、最後に宮崎を感じられるようなものにした。

 

疲れた身体にはビタミンCも良いだろう。

 

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鹿児島観光①!

1.千石温泉(18:20頃)

ついに九州最南端の地、鹿児島へと足を踏み入れた。

 

最初に訪れたのは、千石温泉。

住宅街にある、ひなびた銭湯みたいな温泉だ。

 

観光というよりは、普通に今日一日の汚れを落とすべく訪れた。

 

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入湯料は150円。

この辺りの温泉は本当に安い。

浴槽も二つあり、自分の好きな温度を楽しめる。

 

 

今日は何だか、疲れてしまった。

仮眠を取ったことで、ある程度は回復したがまだまだ眠い。

 

のぼせてしまわない適当なところで風呂から上がり、次の目的地へと向かった。

 

 

九州旅行3日目の終わり。

〜今度はバッテリー上がり⁈〜

薩摩半島の根元とも言える姶良町に到着。

後輩くんは、ここで友人と会う約束をしているらしい。

 

本来なら、今日は別行動をする予定だったのだから仕方がない。

自分は、しばらく一人で過ごすことになった。

 

適当なところで、彼を車から降ろし街中へ。

一人で街中観光でもしようかと思ったが、体力的にまだ辛いので近くのコンビニに車を停めて、またも寝ることにした。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

それから一時間後、彼からお迎え要請電話が掛かってきた。

少しは体力回復できただろうか。

 

眠い目をこすりつつ、車のエンジンを掛ける。

 

 

…あれっ、エンジンが掛からない。

何回か車のキーを回すが、どうやっても掛からない。冷や汗が出てくる。

 

 

もしや、と思いライト部分を触ってみると…

うわーっ、やってもうた!!

 

ライト点けっ放しで寝てしまった!!!

 

 

エンジンが掛からない原因はバッテリー上がり。

なまじっか周囲が明るいせいで、ついライトを消し忘れてしまった。

 

とりあえず、後輩くんにその事を伝え車内で待機。

車についての知識はないので、放っておいたら自然治癒していないだろうかと淡い期待を抱く。

 

 

しばらくして、後輩くん帰還。

やはり自己回復することは無いらしい。

 

ガソリンスタンドでバッテリー交換しているとのことだったので、急いで近くのガソスタに走るも既に閉店。くそっ、田舎め!

 

すっかり目が覚めてしまった。

寝覚めは悪い。

 

 

どうしようもないので、明朝に近くのガソリンスタンドに連絡を取ることにして、今晩はそこで寝ることに。

車か動かないので、他にやりようもない。

 

あまりの出来事に、幸か不幸か疲れも吹っ飛んでしまった。

 

平成最後までトラブル続きである。

 

 

TO BE CONTINUED.