ゆとり世代のボッチが送るお気楽生活日記。

ぼっちの気まぐれ紀行

ゆとり世代のコミュ症が綴るお気楽日記

台湾の友達に会ってきた。2

 

台湾旅行2日目 2/23

今日はこの旅の大本命、台湾の友人に会う予定だ。

 

相部屋になった中国系の女の子に別れを告げ、足早にホテルを出た。

久しぶりに友達に会うことを考えるとなんだかドキドキして、あまり寝られなかった。

 

雙連朝市を訪ねてみた。

まずは朝ごはん。台湾で朝食の定番らしい豆乳スープ、豆漿を食べることにした。

 

せっかくなので、台北駅近くのホテルから歩いて20分ほどで着く雙連朝市に向かった。

 

地下道をてくてく歩いていき、地上に出るとさっそく周囲から焼き魚のような匂いが漂ってきた。

 

目の前には一本の小径を取り囲むように多数の屋台が立ち並び、果物や海産物をはじめとした商品が所狭しと陳列されている。

道は賑わい、地元民はもちろん観光客など多くの人々が辺りを行き交う。

 

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朝市の最寄り駅、雙連駅のすぐ近くで豆漿が有名な店を発見したので、そのまま入店した。

 

今回、注文したのは鹹豆漿。

塩味の豆漿だ。甘いやつもあるらしい。

ここの店員のおばちゃんも日本人に慣れているらしく、パパッと注文を取り料理を持ってきてくれた。

 

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ラー油が掛かっていて、けっこう辛い。

でも、味はわりと好きだ。朝から刺激物はつらいが、流動食なのでラー油を避けて食べれば胃には優しそうだ。まあまあ美味しい。

 

店はかなりの賑わいをみせ客の回転数も早いので、ちゃちゃっと食べて店を出ることにした。

 

 

朝市をぶらついていると寺を見つけた。

たしか学業の神様が祀られているんだっけか。菅原道真みたいな感じ?

 

参拝方法があるので、線香を5つほどもらって見様見真似で仏様に手を合わせる。

 

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やはり日本の寺と比べるとかなり派手だ。

屋根の上を見ると、日本昔話のオープニングみたいに人が龍の上に乗った装飾がある。

 

お堂の中で始まった読経も、日本のそれと比べて少しポップな気がする。

 

 

朝市の通りを抜けて、友達との待合場所である士林駅に向かうべく隣の民権西路站から電車に乗った。

 

故宮博物院を見学してみた。

朝市に寄ったせいで待合せ時間の遅刻を心配したが、無事に予定時刻前に到着。

ルーターを持っていないので通信に関しても不安だったが、駅のwifiが使えたのでちゃんと連絡を取り合うことができた。台湾のwifi環境は便利だ。

 

今回会う友人は女の子。

というか、台湾の友人は3人ほどいるのだが全員女の子だ。

 

普段、女の子と待ち合わせることなんて無いから緊張する。わりと可愛い子やし。

 

彼女と会うのは実に4年半ぶり。

密かな恋心のようなものを抱いている自分としては、待ちに待った再会といった感じだ。

 

 

待つこと15分。

マスク姿の女の子が話しかけてきた。

 

「久しぶりー」

 

流暢な日本語を話す彼女はまさしく例の友達だ。変わってないなー。

 

開口一番、待合せ場所を間違えたと言ってきた。その天然ぶりがまた可愛い。

 

 

はやる気持ちを抑えつつ、駅近くのバス停へと向かう。

彼女と一緒に故宮博物院に行く約束をしていたので、そこからバスに乗った。

 

 

久しぶりの再会で緊張してしまうことも考えたが意外とそんな事はなく、いま何をしているのかという話を互いにする。

やっぱ自然体で話せるからこそ友達よな。

「一緒に過ごした時間の多さは関係ナッシィング」ってONE PIECEのボンクレーも言ってた。

 

 

彼女はいま秘書をしているらしい。

天然で大人しい彼女にしては予想外の仕事に就いているなという印象を受けたが、意外にも仕事はできる子なのかもしれない。すごいなぁ。

 

 

そんなふうに取り留めのない話をしているうちに故宮博物院に到着。

荷物を受付に預けさっそく入館した。

 

 

世界三大博物館の一つに数えられる故宮博物院。さすがにでかい、広い。

じっくり観ていたら一日が終わりそうだ。

 

昼からはもう一人の友人に会う予定なので2時間ほどで館内を周ることにした。

 

コロナウイルスの影響で、館内は人が少なめ。

一緒に来ている女の子(モリさん)によると、いつもは中国人とかでごった返しているらしい。ある意味ラッキーだ。

 

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これは何なんやろねー、とか言いながら館内を巡る。

時折、展示物とは全く関係ない話をしつつ彼女との博物館デートを楽しむ。

いやー、台湾旅行を強行した甲斐があったなあ。

 

 

館内を巡っていると有名な展示品を見つけた。

豚の角煮である。

 

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予想以上にこじんまりとしているが、造形は素晴らしく本当に角煮に見える。

普通に美味しそう。

 

多少、人が群がってはいたが十数人しかいないので間を縫ってささっと撮影。

普段はもっと混んでいるのだろうな。

 

 

残念ながら白菜は出張中で観ることができなかった。

それでも、人が少ないおかげでたった2時間ほどで館内のほとんどを観てまわれたので大満足だ。

 

あと、意外に日本人が多かった。

 

 

もう一人の友人とも再会。

再びバスやら電車やらに乗って、もう一人の友人との待合せ場所へと向かう。

 

その道中でもモリさんとの会話を楽しむ。いま飼っている犬の動画なんかをみせてもらった。

黒い柴犬みたいに見えるけど、台湾の犬らしい。

たしかミルとかいう名前だったかな。台湾ではよくある名前とのこと。

 

 

少し踏み込んで恋愛についての話を聞いてみる。

今のところ彼氏いない歴=年齢(26歳)らしく、少し安心した。というか、自分もなんだけど。

ちなみにモリさんは自分の一つ歳上だ。

 

しかし、今はそもそも恋愛に関して興味がないらしい。うーん、それはちょっと望み薄というか辛いな。

また日本に行きたいと言っているので、今後に期待するしかない。

 

 

そうこうしているうちに、待合せ場所に到着。

もう一人の友人、カリカリさんと合流した。

 

カリカリさんはすごくサバサバしてて、話すと面白い。

出会って早々、先週ポテチを2袋も食べて顔にニキビができまくってるという話をしてきた。仮にも女の子なのに、乙女っ気なさ過ぎやろ(笑)。

温かいとはいえ、2月なのにサンダル履いてるし。

 

モリさんもそうなのだけど、化粧をしているようには見えない。

その素朴さが良いと思う。

台湾人でもオシャレに気を付けている人はいると思うけどね。あるいは、男として見られていない説。

 

少し辺りをぶらぶらする。

 

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しばらくして、モリさんが家族から買い出しを頼まれているらしく一度別れると言ってきた。

そんなあ…。

 

かなり残念だが、仕方がない。

駅へと向かうモリさんを見送り、カリカリさんと自分は台北へと戻ることにした。

 

見送る瞬間、モリさんが電柱にぶつかりかけた。可愛いなあ。

 

 

台北市内を散策。

バスで台北に戻る途中、カリカリさんの近況についても聞いた。

まだ大学院生をしているらしく、次年度から働き始めるらしい。サロン系の会社らしい。

 

モリさんはあまり自分から話してくれないので、こちらから話題を振らないと会話が始まりにくいのだが、カリカリさんは真逆。

一人で延々と話す。

 

最初こそ良いのだけど、次第にこっちが疲れてくる。

いや、まあ別にいいんだけど。

 

 

バスを降り、街を散策。

まずは旧帝大台北大学を案内してくれた。

約100年前の建物があったり、南国風の通りがあったりと一観光地になっているようだ。

 

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カリカリさんから大学構内の簡単な紹介を受けつつ歩き回っていると疲れてきたので、池の湖畔にあったベンチで休むことにした。荷物重いし。

 

広いキャンパスは、もはや公園化していて子供たちが元気に遊んでいる。

ガチョウなんかも我が物顔で道を歩き、それを見ながらカリカリさんと談笑する。

 

カリカリさんがチーズの入ったパンをくれたので食べてみる。

…胃にずしっとくるな。

 

前回、台湾に来た時もそうなのだけど、どうもあまり食が合わないようだ。

昨日からなんとなく胃もたれしてるし、お腹が空かない。

 

そういう話をカリカリさんからネタにされつつ、まもなくして大学をあとにした。

 

 

その後も、街をぶらつきながら本屋さんに入ったり喫茶店でチーズ入りのお茶を飲んだりした。

お茶はお茶として飲みたいと思った。

 

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台湾人は政治の話をすることが多いらしく、台湾の政治事情を教えてもらったり、逆に日本のことについても教えてあげた。

 

と言っても詳しい訳ではないので、去年の改元について知っていることを話したくらいだ。

 

 

そんなふうにしてモリさんの帰りを待ち、今度は西門に向かうことになった。

若者たちで賑わう台湾版新宿とか呼ばれる街らしい。新宿行ったことないからよく知らんけど。

 

西門をぶらついた。

夕方頃、モリさんと再会。

実に4〜5時間ぶりのモリさん。会いたかったよー。

 

若者たちでごった返す街を見て周りながら目的もなくぶらつく。

ストリート・パフォーマンスなんかを傍目に、あたりの店を物色。

 

 

昨日、桃園空港に着いたときお土産の引換券をもらっていたことを思い出したので、モリさんたちに協力してもらいながら当該の店の探すことになった。

わりと近いらしい。

 

マップとかを駆使しつつ無事に店に到着。

店員さんに引換券を渡しお菓子をもらう。台湾土産の定番、パイナップルケーキかと思ったが違うようだ。

 

話によると、今日はたくさん引換券を持ってきた客がいたので本来渡すものがなくなってしまったらしい。

貰えさえすれば何でも良い。

 

タピオカ入りのチョコを試食したりして店を後にした。

 

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その後、カリカリさんの希望で台湾のアニメイトに行ったり近くのスムージー屋さんとかに行った。

本当に台湾は日本のものをバンバン輸入しているんだなあ。

 

カリカリさんに至っては自分よりも日本のアニメに相当詳しそうだ。

 

一方で、モリさんはアニメには全く興味がないらしく、ぽけーとしながら店内を巡っている。

ちびまる子ちゃんくらいしか観たことがないらしい。まあ、興味の有無は人それぞれだからね。

モリさんが好きだという野球なんかは、逆にこっちは全然分からんし。

 

 

そんなふうに1時間ほど街を散策。

明日はモリさんは仕事があるというので、そろそろ家に帰るらしい。

えー…もう少し一緒にいたかったな。

 

そんなことなら一緒に買い出しに付いていくんだった。めっちゃ後悔。

 

とは言え、いまさら後の祭り。

写真だけ撮ってお別れすることになった。

 

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コロナウイルスが流行っているのでマスクをして撮影。

 

いや、これはネタ。あとでマスクを外して撮り直した。

手前に映っているのがカリカリさんで、奥にいるのがモリさん。自分は相変わらずぬぼっとした佇まいだな。

 

かなり名残惜しいが、モリさんとはここでお別れ。

山口で買ってきたお土産のお菓子を渡すと喜んでくれた。

また会える日が来ると信じ、ハイタッチをして別れた。

 

 

その後、カリカリさんとぶらつき再開。

特に行くところもないので、意味もなく彷徨きながらニ・ニ八公園とかに行ってカリカリさんの説明を聞いたりした。

 

小1時間ほど歩き回り疲れてきたし、カリカリさんも2時間かけて家まで帰らないといけないので、そろそろお開きにすることにした。

最後にタピオカ・ミルクティーだけ購入。美味しい。

 

桃園空港行きの電車に乗るため駅の改札までカリカリさんが見送ってくれた。

カリカリさんともまた会いたいものである。

 

会ってくれたことと、色々と案内してくれたことに感謝して電車に乗り込んだ。

 

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旅の終わりに。

翌朝8時の飛行機を取っていたので、ホテルは予約せず空港に泊まることにした。

ソファーで仮眠を取り、翌朝チェックインしたあと構内の無料シャワーを浴びた。

 

さすがの台湾でも夜は少し肌寒く感じた。

それにしても、昨日から豆漿とチーズパンくらいしか食べてないのに全然腹が空かない。

恐るべし台湾フード。

 

機内食だけもそもそと食べた。

それも、食べてる途中で回収されちゃったし。

 

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さらば台湾、また会う日まで!

 

コロナウイルスのせいで中止が危ぶまれた今回の台湾旅行だが、無事に行って帰って来られて良かった。

もしかすると、モリさんたちとはもう会えないかと思っていたので会えて本当に良かった。

 

彼女たちと少しでも会えただけで、この旅に大きな意義があったと言える。

 

今回の旅で改めて台湾って良いところだなと思った。また来たい。モリさんたちに再び会うためにも。

 

 

台湾のお金が予想以上に余ってしまったが、あえて日本円への換金はしなかった。

手数料が勿体無いし、また台湾に来るという誓いでもある。

 

できればモリさんたちの方から日本に来た時にでも連絡をくれたら嬉しいけど、その点どうだろうか…。

 

待っていても仕方がないし、自分からまた台湾へ会いに行ける日を夢見て、また仕事なり何なり頑張ろうと思う。

 

今度会ったときに備えて、中国語を少し勉強してみてもいいかもしれない。