今更ながら「ボヘミアン・ラプソディ」を観た件。
【6/7朝礼ネタ】
先日、金曜ロードショーで「ボヘミアン・ラプソディ」が放送されていたので観てみた。
数年前に、世界的に話題になった作品だ。
前々から興味はあったものの観られずじまいだったので、いい機会だと思って今回ようやく観ることができた。
本作は、イギリスのロックバンド「QUEEN」でボーカルだった「フレディ・マーキュリー」に焦点を当てたもので、彼の半生を描いている。
自分自身、曲はいくつか知っていたが、「QUEEN」というバンドについては全くといって知らない状態だった。
なので、逆にすごく新鮮な感動を得ることができたように思う。
では、簡単に映画の感想。
まず自分にとって意外だったのは、フレディ・マーキュリーがコンプレックスを抱えながら生きていたということ。
勝手なイメージなのだが、あれだけ有名な人なのだから一般人が抱くような悩みなんてないだろうと思っていた。
しかし、彼は自分の歯並びや性的趣向が他人からどう見られているかを気にしているような描写があった。
いくらスーパースターとは言え、同じ人間。
悩みは誰にでもあると知り安心した。
なにより、自分自身も歯並びがいい方ではないので、親近感すら覚えた。
一方で、彼は持ち前のストイックやセンスでそれらをカバーしていたのも、単純にすごいと感じた。
一生懸命に頑張っているからこそ、そういったコンプレックスもチャームポイントとして認識されたのだろう。
彼自身の愛嬌さもあったのだろうが。
何にでも二面性はあるもので、それをどう捉えるかで見え方は変わる。
長所でも短所に、短所でもやりようによっては長所に転じる。
使い方次第ということのなるのだろう。
しかし、そんなフレディ・マーキュリーでも、次第にゲイであることを周囲の人間から揶揄され鬱々とした時期を送るようになる。
表面的にしか物事を見ないと、本質的な理解はできない。
つい表面だけを見て理解できた気になってしまうが、それでは進展することはなく批判的に見るだけで終わってしまう。
何か困難なことに直面したとき、多角的に物事を捉えていきたいものだ。
加えて、本質的な問題を深く考えられるようでありたいと感じた。