ゆとり世代のボッチが送るお気楽生活日記。

ぼっちの気まぐれ紀行

ゆとり世代のコミュ症が綴るお気楽日記

夜の紅葉狩りに出かけた件。

今週末は、ひたすらゴロゴロしながらユーチューブ動画を観て過ごすという安定の怠惰生活を送った。

 

しかも、視聴した作品はよりによって「N.H.Kにようこそ」だ。

 

ちょうど一年ほど前に原作小説は読んだことはあったのだが、今回初めてアニメ作品を観た。

 

 

この作品の主人公は大学中退の引きこもりニートだ。

話が進むにつれて彼の周囲には、彼と同じく対人関係に悩む人間が集まり、現状を打開すべく奮闘するというのが本作品の大まかな流れだ。

 

 

観始めたきっかけは、とにかく自分と似たような境遇の人間に自己投影して暗い気持ちに浸りたかったからだ。

 

思えば1年前も同じような理由で、この原作本を手にした気がする。

 

そして、あわよくば作品から何かヒントが得られるのではないかと期待した。

 

けれど、欲しい答えは残念ながらそこには無かった。

 

 

仕事で辛い思いをする度に、この作品をはじめとした暗い作品に触れてきた。

 

さほど多くは読んでないかもしれないけれど、太宰治の「人間失格」も読んだ。

しかし、そこにはやはり求めている答えはなくて、他の作品にしても主人公は恋愛を通して解決の糸口を見つけることが多いように感じた。

 

主人公は救われていないし、救済処置もあまりに安直すぎる。

自分には少なくとも現時点では、それを手に入れることはできない。

 

 

結局は自分で答えを見つけ出さなくてはいけない、ということなのだろうか。

 

 

そもそも自分は、作品の主人公を下に見ることで優越感に浸りたかっただけなのかもしれない。

 

「N.H.Kにようこそ」という作品を通して、そんな事を考えた。

 

 

 

一日中ずっと寝転んで誰と話すことなく、この作品を観ていると気分は余計に悪化した。

 

当然である。

今週末は気分転換をしにどこかへ出かけようと考えていたのに、結局どこにも行かずに終わってしまったのだから。

 

 

気分は暗く沈み、明日からまた不毛な毎日が始まるんだ…と思った。

 

しかし、幸いなことに、夕方から家族で急きょ姫路の書写山に行くことになった。

目的は紅葉の期間限定ライトアップを見に行くとのことだった。

 

 

前に書写山に来たのは、小学生くらい時だったと記憶しているので、約10年ぶりの参拝となる。

 

さしたる思い出もないし記憶も曖昧なので、懐かしさは特に感じなかったが、久しぶりに来て記憶が上書きされたような感じだ。

 

日曜の夜であるにも関わらず大勢の人が来ており、明るくライトアップされた鮮やかな紅葉を見て秋の風物詩を楽しんだ。

 

山道を歩いたということもあるだろうが、あまり寒くもなく心地よい紅葉狩りをすることができた。

 

帰りには回転寿司屋にも寄った。

 

多少なりとも気分転換は出来たのではないかと思う。

 

というか、出来ていると思いたい。

 

 

他人に臆病になってしまっているのは事実だし、それ故に次の職場で上手く馴染めるか不安を感じる。

 

生来のひねくれ根性が露見して疎まれてしまうのも怖い。

 

けれど、引きこもりなんてのは甘えに過ぎない。

頑張らなくてもいい現状があるから頑張ろうとしない。

 

当たり前のことではあるけれど「NHKにようこそ」という作品を通して、そのことに気づかされた。

 

 

明日からは少しは前向きに頑張れるだろうか。

 

今までだって、明日からはちゃんとやろうと思いつつも怠惰生活を送ってきた。

 

一応、明日はバイクの教習という予定が入っているので、まだマシかもしれないが、果たして立ち直れるか不安だ。

 

作品の主人公みたく誰かが助け出してくれれば助かるのだけど、現実では自分で行動を起こさない限り現状を打破することは難しそうだ。

 

一人でも頑張るしかない。

 

 

それにしても、読まれる気配もないブログを日々書き続けるというのは虚しいものだ。

読むような内容ではないとはいえ、なんだか非常に虚しい。

 

 

まだ少し、「NHKにようこそ」の主人公の思考回路にはまっている気がする。

もう夜も更けてきたので、そろそろ寝ることにする。

 

(追記)

よくよく考えると、こんな根暗で無益な記事を書き続けていても意味がない。

読まれる記事を書くべく練習を始めたはずなのに、これでは文章力が向上するはずもない。

 

投稿する内容を少し考えなおす必要がありそうだ。