ゆとり世代のボッチが送るお気楽生活日記。

ぼっちの気まぐれ紀行

ゆとり世代のコミュ症が綴るお気楽日記

熊本旅行に行ってきました。【1日目】

昨年に引き続き、オリンピックの関係で生まれた7月の4連休。

梅雨も明け気温はかなり高くなっているが、そのぶん家の中で引きこもって過ごすのは勿体ない!

 

ということで、久しぶりに1人で九州ドライブ旅を決行。

温泉に史跡探訪にご当地グルメ。気になる所を気ままに巡る。

しかし、そんな中まさかのトラブルに見舞われてしまった…。

 

1日目 福岡巡り

12:00 八幡製鉄所

山口を出発し、最初の目的地に到着したのは昼ごろ。

高速は使わずに下道で車を走らせたので、時間が掛かったがそれもまた一興だ。

ちなみに、下道を使うのはETCカードを持っていないから。

 

まず訪れたのは八幡製鉄所

北九州には何度か来ているが、教科書にも載っている八幡製鉄所を訪れていなかったことに先日はたと気づき訪問することにした。

 

場所は新日鉄の敷地内にあり、旧・事務所の見学スペースが小さいながらも設けられている。

 

そこでは、建物内の映像が観られるタブレット端末とオジさんガイドの解説を受けることができる。

 

「なぜ八幡の地が、最初の本格的な製鉄所として選ばれたのか」といった基本的なことや、現在の八幡の状況といった豆知識的なことも聞くことができた。

 

簡単にまとめると、八幡の地が選ばれたのは

  1. 近くの筑豊で燃料の石炭がよく採れたため
  2. 海運が近くて、すぐ輸出できたため
  3. 災害が少ないため

などの理由があったそうだ。

 

ちなみに、いまの八幡では製鉄はしておらず、全国の電車・新幹線のレールを作っているのだという。

 

一応、八幡製鉄所世界遺産にも登録されている。

日本の近代化の先駆けとなった八幡製鉄所。歴史の一端を垣間見ることができて大満足である。

 

その後、ガイドさんに教えてもらった高炉跡に寄るなどしつつ、足早に北九州市を後にした。

 

15:00 王塚装飾古墳

次に向かったのは久留米方面。

やはり遠路はるばる来たからには、ご当地グルメは押さえておきたいところ。

とはいえ、下道でずっと行くのは疲れるので時折りGoogleマップを見つつ面白そうなところを探すことにした。

 

 

そうして面白そうな休憩場所を探していると、ふと九州の北部では装飾古墳が有名だったことを思い出した。

さっそく調べてみたところ、ちょうど車で5分で行ける距離に王塚装飾古墳というものを発見!

 

そういえばテレビで取り上げられていたのを見たことがある。

ナイス、自分!よく思い出した。

歴史好きとしては押さえておきたい名所ではあるので、早速向かうことにした。

 

施設内はがら空き。

せっかく4連休に古墳なんぞを観に来る人がいる訳もなく、閑古鳥が鳴いていた。

 

しかし、その分ゆっくりと観て回ることができた。

2年ほど前に、奈良の高松塚古墳キトラ古墳にも訪れているので有名な装飾古墳は制覇できたと言えよう。

王塚古墳を中心をした古代の歴史的背景を知ることができた。

 

17:00 高良大社

ようやく久留米に到着。

朝から何も食べていないので、そろそろ腹ごしらえをしたいところではあるが、日が沈む前にもう一か所行きたい場所を見つけた。

 

それが高良大社

山の上にあり、かなり眺めが良さそうだ。画像で見た感じ、参道の雰囲気も良さげ。

 

山道を登っていると、やたらバイクの排気音が聞こえて来る。

どうやら地元のバイク乗りのツーリングロードとなっている様子。

道路がくねくねしてるからスリリングで面白いのだろうか。けど、少しうるさい。

 

そうこうしているうちに、神社前に到着。

100段くらいある階段をさらに徒歩で上っていく。

年寄りはかなり大変だと思うが、一応スロープカーとかいうやつが併設されている。とはいえ、自分が訪れた時間帯は既に営業終了していた。

 

階段を上りきり後ろを振り返ると、遠くまで広がる筑紫平野を一望。

そこには、夕陽に照らされ金色に輝く街並みが広がっていた。

もし地元だったら、自分の家探しなんかして楽しめるんだろうな。

 

その後、境内を少しぶらぶらと探索。

神鶏と書かれたヒヨコを見つけたり(高良山を舞台にした昔話に由来しているらしい)、竹の幹が突然変異によって黄色くなったと言う珍しい竹林を見たりした。

 

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19:00 久留米ラーメンとムツゴロウ

ここでようやく昼食。というか、夕飯。

 

ご当地グルメである久留米ラーメンを食べた。

豚骨スープが麺に絡まり、大変おいしく頂いた。

 

しかし、まだ食べ足りない。

さらに足を伸ばして目指すは柳川。

 

伯母から以前聞いた、ムツゴロウが食べられる飲食店へと向かった。

 

たどり着いたのは、夜明茶屋というお店。

有明でしか獲れないような珍しい魚を食べられのだという。

しかし、訪ねたのは20時頃。

店内は居酒屋としての雰囲気が漂っており、酔っ払いたちが楽しそうに酒を酌み交わしていた。少し肩身が狭い。

 

そんな中で、ひとり珍魚を注文する自分。

店員さんには言うまでもなく、変なやつって思われただろうな。

珍魚を食べに来たつもりが、実は自分自身が一番珍妙だったという皮肉。ミイラ取りがミイラになる的な?

 

と、いいつつも1人行動はもはや慣れたもの。

さっそくムツゴロウの甘露煮とエツ南蛮漬け、マジャク唐揚げ、アサリの味噌汁を注文した。エツとマジャクは聞いたこともない名前だが、有明海で獲れる魚介類だという。

よく分からんけど、珍しいし面白そうなのでチャレンジしてみることにした。

 

まず出されたのは、エツの南蛮漬け。

ふむ、まあ普通に美味しい。

 

次に来たのがお待ちかね、ムツゴロウの甘露煮。

醤油で煮付けられているせいか全身真っ黒で、まるでエイリアンだ。

ちなみに、有明地方ではワラスボという魚の方がエイリアンと呼ばれているらしい。そっちは今回頼んでない。

 

ムツゴロウの味は悪くない。

が、そもそも体が小さいため身は少なく、骨が多い印象。その割に骨が硬い。

わざわざ食べるような魚ではなさそうだ。

 

次に来たのがマジャクの唐揚げ。

マジャクは「ヤドカリの仲間」だという説明がメニューに書かれていたが、エビの唐揚げといった感じ。

マジャクのもつ風味が口の中に広がって、とても美味しい。今回頼んだ中では一番好きかも。

 

最後に頂いたアサリの味噌汁は、普通に美味しかった。

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22:00 ウサギがいる道の駅

ムツゴロウたちをお腹に収めて、少し柳川の街をぶらついた後、大川温泉というところに向かった。

モール泉という珍しい温泉らしく、興味を惹かれたので行ってみることにした。

 

施設内は南国風な雰囲気で、少し面白い。

お湯に浸かった感じだけだと、どこがどう凄いのかいまいち分からなかったが、今日一日動きっぱなしだった身体を癒すことができたように思う。

 

 

そして、初日最後に向かったのが道の駅おおき。

宿は予約してないので、必然的に車中泊をすることになる。

ということで、Googleマップで寝床を探していると面白そうなクチコミを発見したので、すぐさま直行。

 

車を駐車場に停めて、少しぶらついてみるとウサギが数匹野放しにされていた。

 

ウサギたちは眠そうにしながらも、芝生の草をむしゃむしゃ食べている。

驚かさないように、ゆっくりとしゃがみながら近寄り背中を触れると、すぐに1〜2メートル先まで逃げてしまう。

 

そんなふうにウサギとミニ追いかけっこしていると、地元のオジさんが話しかけてきた。

 

オジさん情報によると、道の駅の館長がウサギの世話をしており、ほかに白子・黒子と名付けられたヤギもいるらしい。

 

普段ウサギがどんな風に過ごしているのかといった、たわいも無い話をしつつ夏の夜風を感じた。

 

少しの間ウサギと戯れて、眠くなってきたので就寝。

アリスじゃないが、夢の世界へと誘われた。

 

とりあえずウサギが可愛かった。

実家に戻ったらウサギ飼いたい。

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