ゆとり世代のボッチが送るお気楽生活日記。

ぼっちの気まぐれ紀行

ゆとり世代のコミュ症が綴るお気楽日記

継続って難しいよねって話。

【5/24朝礼ネタ】

2週間前に、目疲れ改善のため目薬を買ったという記事を投稿した。

薬剤師さんが1ヶ月のあいだ点眼し続けたら良くなるかもしれないとおすすめしてくれたので、しばらくは言われた通りに続けた。

 

しかし、日が経つにつれ失念することも増え、差さないことが増えてきた。

 

実は、同じタイミングで朝活を始めていた。

この記事投稿もその一環だ。

本を読んだりwebライティングの勉強をしたりするために、今までより少し早起きをすることにした。

 

しかし、これまた続かない。眠気に負けてしまう。

 

夜にできればいいのだが、いかんせんヤル気が出ない。

ひとりぼっちの夜は不思議なくらい気分が滅入ってしまって、無気力状態になってしまう。加えて、夜は夜で眠気に襲われる。

 

とにかく全然続かない。

やらないといけないという義務感みたいなものはあるせいで、気持ちの悪さだけが残る。

 

とはいえ、なんとなく原因は分かっている。

前日の夕食後に、ついゴロゴロしてそのまま寝てしまうせいだ。

…ただの自堕落であることが判明した。

 

 

なんにせよ、本当に何かを続けるということは難しい。

目薬ひとつ続けるのも骨が折れる。

その先にプロになる道が続いている場合もあるのだろうけど、なかなかに精神力が求められる。

 

一方で、続かないのは仕方ない面があるとも思う。

自分によほどのメリットでもない限り、あるいは切羽詰まる状況でもない限り、モチベーションは持続しないものだ。

 

そうなった時に考えるべきは改善方法。

言い訳を考えたり自己嫌悪に陥ったりしているだけでは、前に進めない。

なぜ続かないのか、どう工夫すれば上手くいきそうかを考えることが成功への近道なのだろう。

 

などと言いつつ、今日も自分の弱さに負けかけた。

「明日やろうは、馬鹿やろう」などという、韻を踏んだ小粋なスローガンみたいなものを聞いたことがある。

それを自分に言い聞かせるしかない。

 

そう思って、今日は30分だけ早起きしてこの記事を書くことができたので、自分を少しだけ褒めたい。

WEBサイトを乗り換えられてしまった件。

【5/17朝礼ネタ】

先週、少しショックなことがあった。

 

話は一年半ほど前にさかのぼる。

とある清掃業者からホームページをリニューアルしたいという話がウチの会社にきて、自分が作ることになった。

当時はまだHTML・CSSはもとよりデザインの知識も皆無だったので、見様見真似で作るほかなかった。

いまも大して変わっていないのも事実だが。

 

なんにせよ、無事完成までこぎつけ無事納品。

お客さんにも、実際に受注が決まったところを見るとそれなりには満足のいくものに仕上がったようだった。

 

しかし、後から見てみるとコーディングはめちゃくちゃ。

自分的にも気持ちが悪かったので、お客さんから修正依頼が入るたび自分なりに気に入らない部分を直したりしていた。

とはいえ、すでに納品してしまっている商品。

あまり多くをいじることはできないなかで、自分なりに見栄えをよくする努力はその後も続けていた。

 

そんななか、今年の3月。

件の清掃業者から、「会社を畳む」という連絡がきた。

コロナの影響もあり、仕事を続けることが難しくなったという話だった。

曲がりなりにも関わりのある会社がつぶれてしまうのは悲しい。

少し残念に思いながら、そのときはスルーしていた。

 

そして先週。

ふと、あの清掃業者のサイトはどうなったのだろうかと気になり調べてみる機会があった。

案の定、自分が作ったサイトはサーバーから削除されている様子。

検索結果には出るものの、リンクは消されていた。

 

しかし、それとは別に清掃業者の新しいサイトを発見してしまった。

おや…?

 

どうも推測するに、会社を畳むというのはHPを解約する口実にすぎず、新しくサイトを作り直した模様。

この事実は、少なからず自分にショックを与えた。

それはまぁ当然だろう。まるで浮気でもされてしまったような気分である。

 

調べてみると、どうもWordPressで作ってあるようだ。

最近多いからなあ。

 

その清掃業者を担当していた営業いわく、経費削減のために自社で作り直したのだろうとのことだった。

 

まあ、実際のところは分からない。

本当にそうかもしれないし、ただ単に以前のサイトに対して不満があったのかもしれない。

 

なんにせよ、あまり必要性を感じてもらえなかったのは事実だ。

自分の技量不足感は否めない。

 

いまWEBマーケティングを少しずつ勉強している。

そのなかで、サイトを作るだけでは意味がないということを知った。

 

そのサイトに命を吹き込むのは、反応率があってこそ。

作る意義のあるサイトを作れるよう勉強を続けていきたいものだ。

ちょっと高めの目薬を購入してみた。

【5/10朝礼ネタ】

 

最近、目がすごく疲れやすいので近所の薬局に目薬を探しに行った。

いままで目薬をさすことはほとんどなく、あってもメバチコになってしまった時ぐらいしか使った覚えがない。

よって、目薬についての知識なんて全くのゼロ。

 

どう選んでよいものか…。

そう思いながら目薬コーナーの前で逡巡していると、店の薬剤師さんが話しかけてくれた。

さっそく、自分の目の症状や要望を簡単に伝えてみる。

すると、その店員さんはいくつか製品を手に取り、それに含まれている成分の説明や機能・効能について説明を始めた。

 

最初に書いた通り、自分には目薬はおろか医療系の知識はほとんどない。

いろいろ成分の説明をしてくれたが、まさか覚えきれるはずもなく終始相づちばかりしていたように思う。

 

そうは言っても、自分の知らないことをいろいろ聞けたことはやはり刺激になるもの。

いままで全く気にも留めていなかったことを知ることができた。

 

特に驚いたことが、点眼の回数。

製品にもよるのだろうけど、一日に5~6回もさす必要があるらしい。

店員さんによると、それぐらい使わないと効果が望めないとのことだった。

目薬をそんなにささないといけないとは正直驚きだ。

 

 

なにごとも継続しなければ意味がないのだな、と思った。

それと同時に、意識が向いていないと見えないものがあるということも改めて感じた。

 

人は見たいものしか見ない、とどこかで聞いたことがある。

視界に入っていても興味や関心がないと、人はそれを認識できない。

 

自分は興味の有無の振れ幅がすごいから、きっと見落としてしまっていることも多いのだろうなと思う。いろいろなものに対して貪欲に学びを求められたらいいのだろうけど、実際のところ難しい部分がある。

しかし、あらゆるものにしっかりと意識を向けられれば見える世界もきっと変わるのだろう。

 

 

なんにせよ、せっかく店員さんがいろいろとおすすめしてくれたので、少し高めの目薬を購入することにした。

一か月間地道に続けていれば、この目疲れも少しは改善するかもしれない。

体は資本。アラサーになったことだし、上手に自分のメンテナンスをしないといけない年齢になったということだろうか。

 

ナーバス・バースデイ

めでたく27歳の誕生日を迎えた今日。

なかなかに気の張った落ち着かない一日を過ごすこととなった。

いままでにないくらい、そわそわした誕生日だったかもしれない。

妙に疲れてしまった…。

 

 

ことの発端は前日まで遡る。

最近、誰かと話す機会が減っていたので再びジモティを利用。そこで知り合った人が主催するイベントに参加することにした。

 

心配なのは、集団になると途端に話せなくなってしまう病。どう会話に入っていけばいいのか、いつも本当に困る。

 

とはいえ、誕生日ボッチはさすがに辛い。

 

ひとまず話をきくに、どうやらボウリングをするということらしかった。最近運動していないし久しぶりに体を動かすのも悪くはない。

そう思いつつ、少し勇気を出す26歳おっさん。

 

とりあえず仕事終わりにボウリング場で待ち合わせをすることとなった。

 

ボウリング場に着くと、わりかしチャラそうな集団を発見。あ、これ無理かもしれん…。

 

少し不安を感じてビビる26歳おっさんの姿がそこにあった。

 

 

とはいいつつも結果的にいうと、わりと話せたし楽しめたほうだと思う。

レーンごとに固まっているような感じだったので、三人程度で会話を回す場面がほとんど。場の空気に置いて行かれるというような場面はあまりなかった。

三人以下の会話だと大丈夫、ということが改めて証明された。

みんなボウリングが上手だったなか、散々なスコアを出していたことは、まあ、この際いいだろう。

 

そうこうしているうちに、夜も更けて22時。

宴もたけなわということで、ぼちぼちお開きとなった。

さて、車を取りに行ってマイホームへといざ帰らん。そう思った矢先、駐車場へと続く入り口がシャッターで閉鎖されている光景を目撃した。

 

もしや、と冷や汗かきつつ近くにいた警備員さんに尋ねると、恐れていた返答が得られた。

 

「駐車場はもう閉めちゃったので、今日はもう車出せないですねー」

 

おいいいい!どうやって帰んねん!!明日も仕事やのに…

近くには電車はないし歩くしかないかなあ。

 

そんなとき、ボウリングメンバーのひとりが救いの手を差し伸べてくれた。

家が近いので送り届けてくれるという。まじ神。

ほんとうに助かる。

 

なんとか今日中に家路に就くことはできそうだ。

 

だが、問題は車。

黙認されているとはいえ、乗ってきた車は社用車だ。

隣町に置いてきたことが、ばれたら流石にまずくないだろうか。

 

普段、事務という仕事柄から車を使う頻度はかなり少ないのだが、たまにピンチヒッターとして動くことがある。

運悪くお声が掛かったら即アウト。それだけは何としても避けたいが、自分にはどうしようもない。

 

ということで、落ち着かない誕生日が晴れてスタート。

夜はぐっすり寝られないし、ばれて注意されるという悪夢まで見た。

どうか、正夢になりませんように…!

 

とりあえず、午前中はどきどきしながらも無事にやり過ごすことができた。

問題は午後である。急な用事が入ったりすれば、自分が動く羽目になる。

 

どうか面倒ごとは、今日だけは本当に勘弁してほしい。

そう神様に強く願った。これほどまでに神頼みするのは受験のときぶりかもしれない。

 

そんなとき、恐れていた事態が。

なにかしらのトラブルが発生したらしく、もしかしたら行かないといけないかもしれないとのこと。

 

こうなったら気が気でない。

どういったトラブルなのか全く話が頭に入ってこないし、なんだかお腹も痛くなってきた。

神様へのお願いレベルをさらに上げて、事態収束を懇願するばかり。

この時点で、もう誕生日とかどうでもよくなっていた。

 

 

そうして、おっかなびっくり事務所で過ごすこと数時間。なんとか出動危機は乗り越えられたらしい。

 

もう、本当に疲れた。運が良くて本当に良かった。神様ありがとう。

いや、危機があった時点でなかなかの引きの悪さはあるが。普段は滅多に出ることなんてないのに。

 

退社後、ふたたびボウリング仲間と落ち合って昨日のボウリング場まで車を取りに行った。

車との感動の再開。お涙頂戴ばりの胸熱シーンである。

いやー、本当に今日一日なにごともなく終わってよかった。

 

せっかくボウリング場まで来た以上、そのまま帰るのも少し寂しいので2ゲームだけすることにした。

ボウリング上手な彼にコツを教わりながら、しばし歓談。

 

一人でつまらない誕生日を過ごすよりはよかったのかな。

ボウリング中、数少ない友人からのお祝いメッセージに返信しつつ、そんなことを思った。

適度なスリルは日常を彩ってくれる。

同じことの繰り返し、変わり映えのない日々は退屈なものである。

 

 

…とはいえ、こんな誕生日はもうこりごりである。

ヒートマップ使ってみた

4/26朝礼ネタ

3月末ごろからヒートマップツールというものを用いて会社のHPを検証している。

 

ヒートマップとは何かという話だが、そのサイトを訪れた人がどの程度ちゃんと目を通してくれているかを調べるものだ。

ヒートマップは、その割合を分かりやすく可視化してくれる。

 

サーモグラフィーで温度の高い部分が赤く、低い部分は青く表示される映像をテレビとかで見たことがあると思う。

あんな感じに、サイト内の文章を読まれた率が高いと赤、低いと青で表示されるといった具合だ。

これを用いることで、サイトの訪問者がどのコンテンツに興味があるのか、あるいは無いのかを一目で把握することができる。

 

ほかにも、

  • クリックされた場所を赤く表示
  • HP内のどのページがよく見られているのかをランキング形式で表示

などの機能を持ち合わせている。

 

いまのところ、まだ使い始めてひと月ほどということもあり、まったくと言っていいほど使いこなせてはいない。

しかし、自社HPのリニューアルから約一年が経ったいま、現状を見つめなおす必要はあるといえよう。

 

検証の結果は、、、まあ一応、企業秘密ということで。

大したことが分かったわけでもないけれど。

 

検証してみて分かったことは、訪問者数自体はそう少なくはないということ。

一方で、それに対する反応率がすこぶる悪いことも数字で示されることとなった。

 

実際、問い合わせフォームを設置しているにも関わらず、そこを通して新規のお客さんから連絡がくることはほとんどない。

会社のHPを制作したものとしては、やはりこの状況は少々悔しいものがある。

というか、制作から一年たっても反応率が低すぎるのは致命的すぎ。

今の時代、作って満足していたら不十分なのだ。

 

きっと、コンテンツがサイト訪問者のニーズとマッチしていないのだろう。

自分の文章力が試されるなあ…。

しっかり改善していかねば。

 

何はともあれ、それら検証ツールを用いつつWEBマーケティングを少しずつ勉強することにした。

当然のことながら、マーケティングは奥が深く一朝一夕で身につくものではなさそうだ。

いままで経済への興味なんて、まるで無かったぶん学ぶべきことは多そうだ。

 

とはいえ、知識お化けになっていても無意味。実践こそが大事。

自分の裁量で、ある程度は自社サイトをいじることができるので、WEBマーケティングを勉強&検証するには抜群の環境だと言える。

このアドバンテージを活かさない手はない。

 

ヒートマップをはじめとした検証ツールを用いることで、また面白いことが分かるかもしれない。

まずは「問い合わせが月一で来る」という反応率を目標に、サイトの改善を図っていきたいところだ。

改めてWEBライターを目指してみる。

決意表明

春爛漫。早くも桜は散ってしまい、暖かな日差しが辺りを包んでいる。

 

思えば山口に来て早や2年。

何度もクビの危機を乗り越えながらも、なんだかんだで3年目の春を迎えることとなった。

しかし、正直いつまでもここ山口にいるつもりはない。

できれば、あと2年—合計で4年間の修業期間を経て、地元に帰りたいところだ。

 

一方で、現状のままだと自分が持てるスキルなど無いに等しく、転職活動しようにも苦労するだろうことは歴然。

 

残り少ない2年、どのように過ごしたものか…。

 

そんなとき、ふとこのブログを始めた目的を思い出した。

そうだ、自分はWEBライターになりたかったのだと。

 

WEBデザインの勉強も半年前から始めたりもしたが、結局のところライティングのスキルは必要ということが分かった。

今後、少しでも自分のスキルを高めるために、改めて文章力アップの練習をしていこう思う。

 

テーマ発表

肝心の内容だが、朝礼ネタにしようと思う。

というのも、うちの会社では毎週、朝礼当番が回ってきて日々の発見などを話す場が設けられている。

いつもネタを探すのに苦労するのだが、折角なのでここに話したことを記していこうと思う。

いつか振り返って読んだときに、懐かしく思い出すかもしれない。

 

数か月後、自分の文章構成スキルが少しでも向上していることを期待したい。

 

では、早速綴っていく。

 

2021年4月19日

毎週、家に地域新聞が届けられるのだが、興味の有無にかかわらず目を通すようにしている。

以前、参加した秋吉台の山焼き体験もそこから得た情報であり、また面白いイベントを見つけられるかもしれないという期待もあるからだ。

 

そんなある日、いつも通りざっと新聞の記事を読んでいると、ふと目に留まる広告を見つけた。

それは、モデルハウスで猫の写真の展示会を行うというものだった。

それも、ただの猫写真ではなく「ねこ拳法展」。

 

SNSでたまにマッチョ犬とかが話題になったりするが、あれの猫バージョンと考えていい。

要するに、猫がジャンプしたり飛びついたりしている瞬間をカメラに収めたものが、結果的に武術を繰り出しているように見えるというもの。

言ってみれば、そういった猫のお茶目な様子を捉えた「おもしろ写真展」ということにはなる。

 

猫たちのほほえましい姿を見られるのは、なんとなく興味がそそられる。

しかし、それ以上に自分が目を引かれたのはその着眼点だ。

 

考えてみれば、猫とモデルハウスという時点で共通点などは皆無に等しい。

加えて、「ねこ拳法」だなんて意味が分からない。

 

だが、その固定概念に縛られない発想は、なかなかできるものではない。

 

 

いまのコロナ禍において、住宅メーカーは厳しい状況にあるという。

そんな中で、普通に「モデルハウスの展示会をやってます」というだけでは、到底お客さんは訪ねてきてくれまい。

 

そこで、発想の転換が重要になる。

ねこ好きならば、「覗いてみてもいいかな」と思うきっかけにはなるだろうし、また「ねこ拳法」という奇抜な企画も上手な興味付けであるように感じた。

 

自分は歳の割には固定概念に縛られやすい傾向があって、なかなか自由な発想というものが難しい。

だからこそ、この斜め上を行く企画に驚きを感じてしまったのかもしれない。

 

偏った視点に囚われないためには、あらゆる分野に興味をもって情報収集していくことが、きっと大切なのだろうと思う。

そして、そこから刺激を受け何かしらのヒントが得られれば、しっかりと自分の中に昇華していきたいと感じた。

秋吉台の山焼きしてみた。

2021年も早や2ヶ月が過ぎた。

今回が今年に入って初投稿。あけましておめでとうございます笑

 

コロナや大雪の影響もあって基本家に引きこもっていたせいで、しばらく特筆するようなことが起こらなかったわけだが、久しぶりにお出掛けしたので更新。

 

我ながら、気まぐれ日記にも程がある。

 

 

山を放火しました

本日2/28に向かったのは秋吉台

山口県が誇る広大なカルスト台地だ。

 

日本ではなかなか見ることのない大草原が広がる景色は、いつ見ても開放感で胸がいっぱいになる。

 

 

そんな秋吉台では毎年2月に、その景観維持を目的に山焼きが開催されており、山口県の一大恒例イベントとなっている。

 

全国的にも珍しいイベントではないかと思うし、風向きによっては遠く離れた街でも煤が空から降ってきて非日常感たっぷり。

その様は世紀末感あふれんばかりだ。初めて見たときは、そう思った。

 

 

そういった山口特有の文化を体感してもらおうと、秋吉台少年自然の家では火入れの体験会を例年実施している。なかなかできる体験ではない。

 

なにより公然と放火ができるだと…?

背徳感マシマシかあ!これは参加するっきゃない!!

ということで参加決定。

 

しかし、参加するには事前の応募が必要で、去年は残念ながら落選してしまった。

ので、今年は思いの丈をメール文にしたためて送りつけたやった。

 

結果、幸いにも今年はめでたく当選!

これで、堂々と放火できるぞー!!

 

話によると、80人の定員のところ300人近く応募があったらしい。意外と人気の行事だったんだなあ。

あるいは、みんな放火欲が溜まっているのかもしれない。

 

8:30 開会式

少年自然の家に着くと親子連れが大半。

自分みたいに一人で参加しているのは、かなり少数派らしい。

 

受付を済ませ、まだ開会式まで時間があるようだったので周囲を少し散策してみた。

 

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うわー、懐かし。飯合炊さん。

いろんなこと思い出すなあ。…黒歴史も。

もういいや、戻ろ。

 

そうこうしているうちに集合がかかり開会式。

一応、自然の家なので「起立、礼」の号令がかかる。これも高校生ぶりやな。

 

日程や注意事項の説明、誘導係員の紹介を経て開会式終了。

その後、近くの斜面で火入れ&火消しの小規模な実演が行われた。

昨晩の夜露で地面は湿っており、火の付き具合は微妙な感じらしい。

上手くいくのだろうか。

 

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9:30 山焼き見学・体験

レクチャーを終えると、小高い丘にぞろぞろと移動し、火付け第一弾をまずは見学した。

最初は遠くでパチパチと小さく草木の爆ぜる音が聞こえるだけ。やっぱり湿っとんかなあ。

 

が、しばらくすると轟々と音を立てて激しく燃え始めた。

すごいな、これは。急に燃え上がるんだなあ。

長い草が生えているところでは、どんどん燃えて、2〜3メートル近い火柱が上がりはじめた。恐ろしい。

 

一方で、さらにしばらく見ているとしゅんっと火が収まっていく。

燃えるものがなくなると、とたんに消えていくらしい。

 

さながらパリピのバカップルのようである。知らんけど。

 

 

いよいよ自分たちが火を入れていく番。

誘導係員の指示に従ってバーナーで少しずつ火を付けていく。

最初はチョロチョロとした小さな火だったのに、1分もしないうちに強い熱波を放ちながら燃え広がっていく。

これが、ほんとの火事だったらかなり怖いと思う。

 

風向きによって煙が自分たちの方にやってくると、視界は真っ白。

さらに目や喉が煙の刺激でとても痛い。

玉ねぎ100個分レベル。

 

小さい子なんかは何人か、目の痛さで泣いていた。

 

とはいえ、間近で大きな火が燃えているのはまさに圧巻。

黒歴史もストレスも、みんな燃えちまえー!

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約1時間ほど、周囲の野原を焼きイベントは終了。

煙に巻かれたことで、すっかり燻されてしまった。

酒のつまみに良さそう。あとで小指でもしゃぶるか。

 

何はともあれ特に大きな事故もなく無事に終わったようだ。良かった良かった。

 

ちなみに、これがBeforef:id:udzulla:20210228233923j:image

 

こっちがAfter

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お山がひとつ、こんがり焼き上がりました。

 

11:30 ひとり探索

イベント自体は午前中で終わったので、文字通りの焼け野原をひとり探索してみることにした。

 

 

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ほえー。よく焼けたなあ。

もちろん全部、自分たちが焼いたわけではない。

けど、火は思っている以上に燃え広がりやすいことは分かった。火の扱いは気をつけないとな。

火遊びはダメ、ゼッタイ。

 

ま、何より山口の伝統文化に触れる貴重な体験をすることができたのは良かった。

 

そんなことを思いながら、途中みつけたベンチに腰かけつつ持参したクリームパンを食べた。

煙たさ残る秋吉台ではあるが、春を目前に控えて吹く風は心地よい。

黒く装った秋吉台もシックでカッコいいものだ。

 

とはいえ、いつまでもいたらマジで燻製になりそうだったので煙臭さを洗い流すべく温泉へと向かった。