ゆとり世代のボッチが送るお気楽生活日記。

ぼっちの気まぐれ紀行

ゆとり世代のコミュ症が綴るお気楽日記

ナーバス・バースデイ

めでたく27歳の誕生日を迎えた今日。

なかなかに気の張った落ち着かない一日を過ごすこととなった。

いままでにないくらい、そわそわした誕生日だったかもしれない。

妙に疲れてしまった…。

 

 

ことの発端は前日まで遡る。

最近、誰かと話す機会が減っていたので再びジモティを利用。そこで知り合った人が主催するイベントに参加することにした。

 

心配なのは、集団になると途端に話せなくなってしまう病。どう会話に入っていけばいいのか、いつも本当に困る。

 

とはいえ、誕生日ボッチはさすがに辛い。

 

ひとまず話をきくに、どうやらボウリングをするということらしかった。最近運動していないし久しぶりに体を動かすのも悪くはない。

そう思いつつ、少し勇気を出す26歳おっさん。

 

とりあえず仕事終わりにボウリング場で待ち合わせをすることとなった。

 

ボウリング場に着くと、わりかしチャラそうな集団を発見。あ、これ無理かもしれん…。

 

少し不安を感じてビビる26歳おっさんの姿がそこにあった。

 

 

とはいいつつも結果的にいうと、わりと話せたし楽しめたほうだと思う。

レーンごとに固まっているような感じだったので、三人程度で会話を回す場面がほとんど。場の空気に置いて行かれるというような場面はあまりなかった。

三人以下の会話だと大丈夫、ということが改めて証明された。

みんなボウリングが上手だったなか、散々なスコアを出していたことは、まあ、この際いいだろう。

 

そうこうしているうちに、夜も更けて22時。

宴もたけなわということで、ぼちぼちお開きとなった。

さて、車を取りに行ってマイホームへといざ帰らん。そう思った矢先、駐車場へと続く入り口がシャッターで閉鎖されている光景を目撃した。

 

もしや、と冷や汗かきつつ近くにいた警備員さんに尋ねると、恐れていた返答が得られた。

 

「駐車場はもう閉めちゃったので、今日はもう車出せないですねー」

 

おいいいい!どうやって帰んねん!!明日も仕事やのに…

近くには電車はないし歩くしかないかなあ。

 

そんなとき、ボウリングメンバーのひとりが救いの手を差し伸べてくれた。

家が近いので送り届けてくれるという。まじ神。

ほんとうに助かる。

 

なんとか今日中に家路に就くことはできそうだ。

 

だが、問題は車。

黙認されているとはいえ、乗ってきた車は社用車だ。

隣町に置いてきたことが、ばれたら流石にまずくないだろうか。

 

普段、事務という仕事柄から車を使う頻度はかなり少ないのだが、たまにピンチヒッターとして動くことがある。

運悪くお声が掛かったら即アウト。それだけは何としても避けたいが、自分にはどうしようもない。

 

ということで、落ち着かない誕生日が晴れてスタート。

夜はぐっすり寝られないし、ばれて注意されるという悪夢まで見た。

どうか、正夢になりませんように…!

 

とりあえず、午前中はどきどきしながらも無事にやり過ごすことができた。

問題は午後である。急な用事が入ったりすれば、自分が動く羽目になる。

 

どうか面倒ごとは、今日だけは本当に勘弁してほしい。

そう神様に強く願った。これほどまでに神頼みするのは受験のときぶりかもしれない。

 

そんなとき、恐れていた事態が。

なにかしらのトラブルが発生したらしく、もしかしたら行かないといけないかもしれないとのこと。

 

こうなったら気が気でない。

どういったトラブルなのか全く話が頭に入ってこないし、なんだかお腹も痛くなってきた。

神様へのお願いレベルをさらに上げて、事態収束を懇願するばかり。

この時点で、もう誕生日とかどうでもよくなっていた。

 

 

そうして、おっかなびっくり事務所で過ごすこと数時間。なんとか出動危機は乗り越えられたらしい。

 

もう、本当に疲れた。運が良くて本当に良かった。神様ありがとう。

いや、危機があった時点でなかなかの引きの悪さはあるが。普段は滅多に出ることなんてないのに。

 

退社後、ふたたびボウリング仲間と落ち合って昨日のボウリング場まで車を取りに行った。

車との感動の再開。お涙頂戴ばりの胸熱シーンである。

いやー、本当に今日一日なにごともなく終わってよかった。

 

せっかくボウリング場まで来た以上、そのまま帰るのも少し寂しいので2ゲームだけすることにした。

ボウリング上手な彼にコツを教わりながら、しばし歓談。

 

一人でつまらない誕生日を過ごすよりはよかったのかな。

ボウリング中、数少ない友人からのお祝いメッセージに返信しつつ、そんなことを思った。

適度なスリルは日常を彩ってくれる。

同じことの繰り返し、変わり映えのない日々は退屈なものである。

 

 

…とはいえ、こんな誕生日はもうこりごりである。