ゆとり世代のボッチが送るお気楽生活日記。

ぼっちの気まぐれ紀行

ゆとり世代のコミュ症が綴るお気楽日記

村上水軍資料館に行ってみた。

だいぶ時間は経ったが、暇つぶしがてら先日11月上旬の連休について書こうと思う。

 

文化の日を挟んだ連休、広島県にある祖父の家に遊びに行った。今いる山口の隣県ではあるが、祖父の家は広島県の東の方なので実際のところ結構遠い。

 

朝5時半に家を出て電車に揺られること約6時間。昼前に到着した。

もちろん新幹線を使っても良かったのだが、金が掛かるし在来線でとことこ行く電車旅もそれはそれで楽しいので、車内では今度受験する簿記の勉強したり寝たりしながら向かった。

 

1日目は何をしたでもないが、地元から母親も車で来ていたので親子3代で久々の会話を楽しんだ。

祖母がケータイを変えたらしかったが、使い方を把握できていないようだったので、取扱方法を調べつつ教えてあげているうちに夜がきた。

 

 

祖父たちは後期高齢者なので車を既に手放しており、普段はあまり自由に出掛けられない。なので、明日は少し遠出しようかという話になった。

ただあまり歩き回ると疲れてしまうらしく、どこに行くかいろいろ悩んだ。

 

その結果、祖母の提案でしまなみ海道にある村上水軍資料館に行くことになった。歴史好きな自分に配慮してくれたようで、実際行ってみたいなと思っていたので楽しみだ。

 

その日は早めに寝て、翌日に備えることにした。久しぶりに自分以外の寝息を聞きながら寝るのは案外安心感があった。

 

 

翌日、9時に家を出て母の運転でしまなみ海道へと向かった。

あいにくの曇天ではあるが、個人的には久しぶりのしまなみ海道で自ずとテンションが上がる。

 

子どもの頃、祖父に何度か連れてきてもらったし、2年ほど前にも大学の卒業旅行で友達と自転車走破しに来ているので懐かしさもある。

やはり海の上を走るのは爽快感がある。高揚感も相まって曇天はあまり気にならない。祖母は残念がっていたが。

 

 

1時間ほど車を走らせると無事に村上水軍資料館へと到着した。

いつも資料館に来ると1時間は入り浸ってしまうのだが、今日は疲れやすい祖父も一緒に来ているので、あまり長居はできないだろう。今回は流し読み程度にすることにした。

 

しかし、その程度でも村上水軍の凄さは結構学べた。

村上水軍については名前くらいしか殆ど知らなかったが、瀬戸内海全域を支配し遠くは鹿児島まで勢力を広げていたというのだから、その豪傑さがうかがい知れる。

 

最近では村上海賊と呼ばれることが多いそうだが、略奪などを繰り返す無法者たちというより、その地域の首領といった感じで金さえ払えば航路案内をしてくれたらしい。

何となくだけどスターウォーズに出てきそうな人たちだ。

 

噂によると、関ジャニの村上くんはこの末裔らしい。意外と近くにも近縁者がいるかもしれない。

 

 

あらかた展示資料に目を通し部屋から出てくると、館内の片隅で甲冑の試着体験が行われていた。

本物の甲冑ではないが、無料とのことなのでせっかくだし着てみることにした。

 

学芸員のおばちゃんが着せてくれるのだが、レプリカとは言えけっこう重い。

甲冑を装備して少し身体を動かしてみるも、まあ動きづらい。実際にはこの倍以上の重さを感じつつ何キロも走ったり戦ったりするのだから大変だ。自分なんかすぐ死にそう。

 

かと言って、この甲冑を着てても誰かに殺されに掛かられたら怖いだろうなと思いつつ、渡された剣を片手に母親に写真を撮ってもらった。

 

 

ちなみに、この甲冑は女の人も着られるらしい。

そこで、母親も着てみたいとのことだったので昼時ではあったが特別に着させてもらうことになった。

 

普通は女の人はお姫様の格好をする人が多いそうだが、母親としては甲冑を着てみたかったようだ。よほどの機会がない限り、甲冑を着る機会なんてないだろうから一度体験してみたかったのだろう。

とはいえ、なんかよく分からんけど、すごく生き生きしていた。

 

 

その後、資料館のすぐ前にある物産展に行き昼食をとった。海鮮丼だ。

エビやイカをはじめ、たくさんの新鮮な魚がご飯の上に乗っていて、すごく美味しかった。

今回は注文しなかったが、ほかにも七輪を使ったサザエなどのバーベQもしているようだったので、また来てみたいなと思った。

 

帰りは道の駅に寄って伯方の塩が練りこまれたアイスを食べたりしつつ適当に帰った。

最初は温泉でも寄ろうかと思っていたが、祖父が疲れてしまったようなので、そのまま帰ることにした。またのお楽しみということで。

 

 

翌日には山口へと帰った。

帰る前に祖母方の墓参りに向かった。

そのときは自分が車を運転したのだが、久しぶりの普通車で少し緊張した。

 

母が乗ってきた車はかれこれ20年近く家族の足として使っている。しかし、さすがに寿命が来たらしく今月でお別れすることになった。だから、最後くらい運転したいと思ったわけだ。

 

これまで乗せてくれたことに感謝しつつ運転。少しひやっとする場面もあったが、無事に墓参りを済ませて帰宅することができた。

昼食を食べて帰り支度をはじめた。

 

 

帰りは新幹線で帰ることにした。さすがにしんどいし。

新幹線の駅の近くに従兄弟が住んでいるので、ついでに寄ることにした。

 

祖父母に別れを告げ、従兄弟の家に向かうと彼ら(3人きょうだい)はゲームをしていた。

みんな、中高生とかなので昔みたいに「遊ぼ遊ぼっ!」といった感じではなく勝手に遊んでいる様を見てるだけだったのだが、久しぶりの会話は楽しかった。

そうは言っても、ほとんど放って置かれてたけど。

 

特に生産的な話は何もしなかったが、以前会ったときに、なんか話しづらいなと思ったのは気のせいだったようだ。

きっと、自分が原因だったのだ。

 

前に会ったのは今年の2月頃だったが、叔父と一緒だったし、やっと引きニート生活から抜け出したような状態だったので、自分のテンションもかなり低かったように思う。

従兄弟はそれに戸惑ったのだろう。

 

何はともあれ、久しぶりに顔を見られて良かった。

小一時間ほど一緒に時間を過ごし従兄弟たちの家を後にした。

 

 

正月には実家に帰ろうと思っているので、次にみんなに会えるのはいつだろうか。まあ、正月だって自分が会いに行こうと思えば会えるわけだが。

 

この記事を書いてる時点で、すでに11月下旬。

正月なんかあっという間にやってくるだろう。何だかんだ言っても一年って早い。

 

もう幾つ寝るとお正月〜なんて口ずさみながら、残り1ヶ月を有意義に過ごしたい。